Nirvana

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Nirvana

Nirvanaとは

Nirvanaは、1987年にアメリカ・ワシントン州アバディーンで結成されたロックバンドだ。ジャンルはロック、スタイルはグランジとオルタナティブ・ロックに分類される。シアトル周辺で広がっていた1980年代末から1990年代初頭のグランジ・シーンから登場し、当時のロックの流れを大きく変えたバンドとして知られている。

中心メンバーはカート・コバーン、クリス・ノヴォセリック、そしてのちに加入したデイヴ・グロールだ。初期から正式デビューまでの間には、ドラムやギターのメンバー交代が何度かあり、Aaron Burckhard、Chad Channing、Dan Peters、Dale Crover、Jason Everman、Pat Smearらが在籍していた。

バンドの成り立ちと活動初期

バンドは最初からNirvanaという名前だったわけではなく、Skid Row、Pen Cap Chew、Bliss、Ted Ed Fredと名前を変えたあと、1988年3月19日にNirvanaとして活動を続けるようになった。こうした変遷は、インディー/ローカルシーンでの試行錯誤をそのまま示している。

初期にはSub PopからデビューLP「Bleach」を発表している。その後、1991年にDGC / Geffen Recordsからメジャーデビュー作「Nevermind」をリリースした。ここでバンドの知名度は一気に上がり、グランジも全米の主流へ入っていった。

「Nevermind」と全米での広がり

「Nevermind」は、1992年1月11日付のビルボード200で1位になった。このとき、マイケル・ジャクソンの「Dangerous」を首位から下ろしたことが大きく報じられた。80年代を代表するポップスターから、90年代のロックバンドへと人気の中心が移った出来事として扱われることが多い。

このアルバムでは、歪んだギター、はっきりしたリズム、そしてコバーンの歌と叫びの中間にあるようなボーカルが前面に出ている。演奏はシンプルに聞こえる曲でも、静と動の切り替えが明確で、ラジオやテレビでも届きやすい形になっていた。

音楽的特徴

Nirvanaの音楽は、ハードな音圧だけで押し切るタイプではない。曲によってはメロディが前に出て、別の曲ではノイズに近いギターが主役になる。グランジの要素として知られるラフな質感と、オルタナティブ・ロックの構成感が同居している。

  • カート・コバーンのギターとボーカルが曲の輪郭を決めている
  • クリス・ノヴォセリックのベースが低音を支えている
  • デイヴ・グロール加入後は、ドラムの推進力がはっきりした
  • 静かなパートから爆発的なサビへ移る曲作りが多い

メジャーデビュー後も、単に売れ線に寄ったわけではなく、音の荒さや不安定さを残したまま広い層に届いていた点が特徴として挙げられる。

MTV Unpluggedで見えた別の顔

1993年11月18日、Nirvanaはニューヨークのソニー・ミュージック・スタジオで「MTV Unplugged」の収録を行い、同年12月14日に放送された。エレクトリックな大音量とは違い、アコースティック編成で演奏したこの回は、選曲やアレンジも含めて別の表情を見せた場として評価されている。

この収録は、後にカート・コバーンが1994年4月に死去したこともあり、特別な意味を持つ映像として見られることが多い。Nirvanaの作品の中でも、ライブの緊張感と静けさが同時に残る記録になっている。

活動の終わりとその後の評価

バンドは1994年4月5日に活動を終えた。コバーンの死去によって、Nirvanaはそこで止まっている。短い活動期間だったが、残した影響は大きい。

2014年4月10日にはロックの殿堂入りを果たした。コバーンはすでに亡くなっていたため式典には参加できず、ジョーン・ジェット、キム・ゴードン、セイント・ヴィンセント、ロードらが代わりに歌を担当して楽曲を演奏した。

今も参照される理由

Nirvanaは、90年代初頭のロックを語るときに外せない存在だ。グランジを全米規模に押し上げたこと、ラフなサウンドと強いメロディを両立させたこと、そして「MTV Unplugged」のように違う編成でも印象を残したことが、今もよく取り上げられている。

公式サイトやSNS、ディスコグラフィー系の資料も残っていて、活動歴を追いやすいバンドでもある。作品ごとに聴き直すと、初期のインディー感からメジャー以降の広がりまで、流れがはっきり見えてくる。

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