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R.E.M.は、1980年に米ジョージア州アセンズで結成されたロック・バンドだ。メンバーはマイケル・スタイプ(ヴォーカル)、ピーター・バック(ギター)、マイク・ミルズ(ベース)、ビル・ベリー(ドラム)の4人で、学生街アセンズのカレッジラジオ・シーンから出てきたグループとして知られている。ジャンルはRock、Popにまたがり、スタイルとしてはAlternative Rock、Pop Rock、Jangle Popが挙げられる。
1982年のEP『Chronic Town』でデビューし、1983年の1stアルバム『Murmur』に収録された「Radio Free Europe」で批評家の注目を集めた。そこから90年代にかけて活動を広げ、1991年の『Out of Time』で全米アルバムチャート1位を記録した。収録曲「Losing My Religion」は、バンドの代表曲として扱われることが多い。
続く1992年の『Automatic for the People』には「Everybody Hurts」「Man on the Moon」が収録されている。このアルバムは、バンドの作品の中でも重要な位置づけで語られることが多い。1997年にはビル・ベリーが脱退し、その後は3人体制で活動を続けた。スタジオ・アルバムは通算15枚を発表している。
2011年に解散し、2024年には一時的な再集結もあった。なお、プロフィール上では2024年にも活動が記されている。
R.E.M.の特徴は、パンクやザ・バーズからの影響を受けたギターサウンドと、マンドリンなどの生楽器を交えた構成にある。こうした要素が、フォークロック寄りの響きと結びついている。特に「ジャングル・ポップ」と呼ばれる文脈では、ギターの細かいアルペジオや、鳴りの多い音像がよく話題になる。
マイケル・スタイプのヴォーカルも重要だ。発音がはっきり聞き取れない場面がありつつ、メロディは明快で、歌詞の内省的な内容と組み合わさっている。歌声の輪郭を前面に出しすぎない作りが、バンド全体のサウンドと噛み合っている。
R.E.M.は、80年代のオルタナティブ・ロックやカレッジロックを引っ張った存在として扱われている。生涯アルバム売上は世界で約8,500万枚とされ、2007年にはロックの殿堂入りを果たした。2024年にはソングライターズ・ホール・オブ・フェイムにも選出されている。
後続世代への影響も大きく、レディオヘッドやザ・ナショナルの名前が挙げられることがある。アメリカのインディー・ロックやオルタナティブ・ロックの流れをたどるとき、R.E.M.は外せないバンドのひとつだ。