The Smiths

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The Smiths

The Smithsとは

The Smithsは、1982年にイングランドのマンチェスターで結成されたロック・バンドだ。中心メンバーは、ボーカルのMorrissey、ギターのJohnny Marr、ベースのAndy Rourke、ドラムのMike Joyceの4人で、1980年代の英国インディペンデント・シーンを代表する存在として扱われている。

ジャンルはRock、Popにまたがり、スタイルとしてはIndie Pop、Indie Rock、Jangle Popが挙げられる。ギターの細かいアルペジオと、Morrisseyの歌詞表現が組み合わさった作風で知られている。

結成の経緯

バンドの始まりとしてよく語られるのが、1982年5月のエピソードだ。18歳だったJohnny Marrが、マンチェスターのStretfordにあるMorrisseyの自宅をほぼアポなしで訪ね、そこで二人が意気投合したとされる。Marrは、ギターの才能を共有できる相手を探していたという。

ただし二人の接点はそれ以前にもあった。1978年8月、マンチェスター・アポロで行われたPatti Smithの公演のロビーで、当時19歳のMorrisseyと14歳のMarrはすでに顔を合わせていた。年齢も性格もかなり違っていたようだが、音楽を軸に再びつながり、そこからThe Smithsの結成へ進んでいく。

バンド名の由来

「The Smiths」という名前は、1982年末ごろにMorrissey自身が選んだものだ。英語圏でありふれた姓をそのままバンド名にした点が特徴的で、当時のシンセポップ勢に多かった装飾的なバンド名とは対照的だったとされる。

Morrisseyは後年、この名前について「これ以上ないほどありふれた名前で、そろそろ“普通の人々”が顔を見せる時だと思った」と語っている。華やかさよりも日常の側に目を向ける姿勢が、この名前の選び方にも表れている。

活動歴とメンバー

The Smithsの主な活動期間は1982年から1987年までだ。1980年代の短い活動期間の中で、アルバムを4枚残している。2003年には、その4枚すべてがRolling Stoneの「500 Greatest Albums of All Time」に入っている。

主なメンバーは以下の通りだ。

  • Morrissey – lead vocals, percussion (1982–1987)
  • Johnny Marr – guitars, piano, keyboards, harmonica (1982–1987)
  • Andy Rourke – bass (1982–1986, 1986–1987)
  • Mike Joyce – drums (1982–1987)

ほかに、Ivor Perry、Craig Gannon、James Maker、Dale Hibbert、Simon Wolstencroft、Steven Pomfret、Guy Prattなども時期によって参加している。Johnny Marrは1987年7月30日に脱退し、その後バンドは内部の緊張を背景に同年中に解散した。以後、再結成の打診はいくつかあったものの、受けていない。

Andy Rourkeは2023年5月19日に膵臓がんで亡くなっている。

音楽的な特徴

The Smithsの音楽でまず目立つのは、Johnny Marrのギターだ。細かいフレーズを重ねる弾き方が印象に残りやすく、Jangle Popと呼ばれる要素の中心にもなっている。派手な歪みよりも、音の粒立ちやリズムの組み立てが前に出る場面が多い。

一方で、Morrisseyの歌は、メロディをなぞるだけでなく、言葉の置き方そのものが強く残る。歌詞には日常の感情や人間関係、孤独感などが繰り返し出てくる。音の作りはシンプルでも、曲の中での役割分担はかなりはっきりしている。

Indie Pop、Indie Rockという分類が与えられているのも、その制作姿勢と関係がある。商業的なロックの定型よりも、個人の感覚や細部の作り込みを優先する方向性が見えやすい。

評価と影響

The Smithsは、1980年代の英国インディー・シーンから出てきた重要なバンドの一つとして扱われている。2002年にはNMEが「NMEに最も影響を与えたアーティスト」としてThe Smithsを挙げた。メディア側からの評価もかなり高い。

その影響は、ギター主体のインディー・ポップやオルタナティブ・ロックの流れに広がっている。音数を詰め込みすぎず、ギターのフレーズとボーカルの言葉を前に出す構成は、その後の多くのバンドに参照されてきた。

活動期間は長くないが、アルバム単位での評価が高く、解散後も作品が繰り返し取り上げられている。公式サイトやSNS、YouTube、SoundCloudなどでも関連情報が発信されている。

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