Home Boy And The C.O.L. - Home Boy And The C.O.L. (1983)
Home Boy And The C.O.L.『Home Boy And The C.O.L.』について
Home Boy And The C.O.L.は、アメリカのファンク・バンド、Home Boy & The Cost Of Living による1983年作のアルバムである。中心人物は Cecil Johnson Lyde Holden こと Cecil Orlando Lyde で、クレジット上は Home Boy And The C.O.L. 名義となっている。USのレーベル Alwest Records から発表された、80年代初頭のアメリカン・ファンク/ブギーの文脈に置ける一枚。
作品の輪郭
この作品は、電子的な質感を含んだファンク/ソウルのアルバムとして整理されている。レーベルの所在はカリフォルニア州レイク・ビュー・テラスで、同時代のローカルなソウル・レーベルの流れにある。バンド編成には John Stephens、Gary Bell、Terry Carter、Everett Bryson, Jr.、Debbie Harris、Cecil Lyde、Steve Easter、Marcel Garner、Travis Sparks、Leon Bradley、Eleanor Davis、Carmen Williams が名を連ねている。
アーティスト名にある C.O.L. は Cost Of Living の略で、バンド名そのものが Cecil Lyde を軸にしたグループの性格を示している。80年代のファンクでは、シンセサイザーやリズム・マシンを取り入れたブギー寄りの音作りがよく見られるが、この作品もその時代感の中にある。
時代背景と位置づけ
1983年という年は、ディスコ以後のダンス・ミュージックが再編され、ファンクがより機械的なグルーヴや電子音と結びついていく時期である。Home Boy And The C.O.L. も、そうした80年代前半のアメリカン・ファンクの流れに並ぶ作品として見やすい。大手の全国流通というより、地域性のあるインディペンデント・レーベルから出た一枚という点も、この時代のローカル・ソウル/ファンクの空気を伝えている。
同時代の比較対象としては、より洗練されたブギー系のファンクや、シンセを前面に出したソウル/ダンス・サウンドを思わせる場面がありそうなタイプの作品群に近い。とはいえ、ここではこの作品単体の事実として、Electronic、Funk / Soul、Boogie というタグで整理されていることが重要である。
受け取られ方と現在の流通
レーベル情報では、Alwest Records は Aladdin West Records としても見られ、Aladdin Records 系の表記もある。こうした表記の揺れは、当時の小規模レーベルや関連レーベルの流通のあり方を示すものでもある。近年は Light In The Attic の商品ページでも紹介されており、再評価の対象として参照されていることがわかる。
ただし、ここで確認できる範囲では、代表曲やヒット曲として広く知られる特定の曲名までは見当たらない。アルバム全体を通して、1983年のUSファンク/ブギーの一断面として聴かれている作品といえる。
まとめ
『Home Boy And The C.O.L.』は、Cecil Lyde を中心とするアメリカのファンク・バンドが1983年に残したアルバムである。Alwest Records から出たUS盤で、電子的な要素を含むファンク/ソウル、ブギーの流れに位置づけられる一枚。80年代前半のローカル・ファンクの記録として、作品名そのものとバンド名の両方に、当時の空気がそのまま残っている。
トラックリスト
- A1 I'll Make It On My Own 4:24
- A2 Money's Funny Change Is Strange 4:52
- A3 You And Me 2:54
- A4 Are You Lonely Tonight 3:16
- A5 Home Boys Revenge 4:34
- B1 Funk Yourself To Death 5:47
- B2 Can't Get Enough 3:54
- B3 Time To Change 4:35
- B4 You Bring Out The Love 2:39
- B5 Love Was The Cost 4:36