James Brown

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James Brown

James Brownとは

James Brownは、1933年5月3日にサウスカロライナ州バーナウェル近郊で生まれ、2006年12月25日にアトランタで亡くなったアメリカのシンガー、ソングライター、ミュージシャンだ。ジャンルはFunk / Soulで、スタイルもFunkとSoulに分類されている。幼少期は貧しい環境で育ち、オーガスタで靴磨き、洗車、綿摘みなどの仕事をしていた。

活動の始まりと1950年代

音楽活動の出発点は1953年、ボビー・バード率いるゴスペル・スターライターズへの参加にある。その後、グループはThe Famous Flamesに改名し、ゴスペル中心の編成からR&Bへと軸足を移した。1955年には「Please Please Please」を録音し、1958年には初の全米R&Bチャート1位曲「Try Me」を発表している。これが最初の大きなヒットで、以後20年にわたって17曲のR&Bチャート1位を記録した。

1960年代に入ってからの展開

1965年の「Papa's Got a Brand New Bag」は、James Brownの代表曲のひとつとして知られている。R&Bチャートで8週1位を記録し、ポップチャートでもトップ10入りした。この曲は、ソウルの流れを更新するシングルとして扱われていて、その後のファンクの形成にもつながる重要な作品として位置づけられている。

1968年4月5日には、キング牧師暗殺の翌日という緊迫した状況の中で、ボストン・ガーデン公演を予定通り実施した。この日はボストン市長ケヴィン・ホワイトが中止も検討したが、最終的には地元公共テレビ局WGBHでの生中継に切り替えられた。会場では観客がステージに殺到しかけたものの、Brown自身が警官と観客の双方に落ち着くよう呼びかけ、公演は大きな混乱なく終わった。この夜、ボストンが大規模な暴動をほぼ回避した背景として、この公演の役割が語られている。

1970年代のPolydor期とアルバム制作

1971年にPolydor Recordsと契約し、1970年代を通して多くの作品を録音した。1974年の『The Payback』は、1970年代のアルバムの中で最も成功した作品として挙げられている。長尺の楽曲を含むダブルLPも多かった時期で、このアルバムはBrown唯一のゴールド認定作品にもなっている。

1980年代以降の活動

1984年には、ブロンクスのDJ Afrika Bambaataaと「Unity」を制作している。1986年には『Rocky IV』の主題歌「Living In America」が全米シングルチャート4位を記録し、1965年の「I Got You (I Feel Good)」以来の大きなポップヒットになった。1986年にはRock and Roll Hall of Fameのパフォーマー部門で殿堂入りし、2000年にはSongwriters Hall of Fameにも選ばれている。

1992年には第34回グラミー賞でLifetime Achievement Awardを受賞した。2006年には肺炎で入院し、同年のクリスマスに亡くなった。

音楽的特徴

James Brownの音楽は、FunkとSoulの両方にまたがる。R&Bから出発し、1960年代半ば以降はリズムを強く前に出した楽曲が増えていく。特に「Papa's Got a Brand New Bag」や『The Payback』では、短いフレーズの反復や強いビートの使い方が目立つ。1970年代の長尺トラックも含めて、演奏の組み立てをリズム中心で作る姿勢がはっきりしている。

影響と評価

James Brownは、Funkの基礎を形にした人物として参照されることが多い。ソウルからR&B、そしてファンクへとつながる流れの中で、楽曲の構造やビートの置き方に大きな変化を持ち込んだ。1980年代にはヒップホップ側のアーティストとも共演していて、後のブラック・ミュージックに対する影響も広い範囲に及んでいる。

活動の記録を見ると、ヒット曲だけでなく、社会状況が緊迫した場面でのボストン公演のように、音楽以外の場面でも注目を集めた人物だったことがわかる。作品、ライブ、時代背景の3つが重なって語られるアーティストだ。

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