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The Pineapple Thiefは、ブルース・ソードの音楽活動を軸に始まったイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドだ。1999年に始動し、当初はブルース・ソードのソロ的なプロジェクトとして動いていたが、2002年の3作目「Variations On A Dream」以降は、ライブやバンド編成での活動を前提にした形へ移っていく。
メンバーにはブルース・ソード、ギャヴィン・ハリソン、スティーヴ・キッチ、ウェイン・ヒギンズ、キース・ハリソン、ジョン・サイクス、マット・オレアリーの名前が挙がる。初期にはジョン・サイクス、ウェイン・ヒギンズ、マット・オレアリー、キース・ハリソンらが参加し、その後の編成変更を経て、現在の活動につながっている。
ブルース・ソードは1999年にThe Pineapple Thiefを立ち上げた。2002年春、3作目「Variations On A Dream」の後に、楽曲をファンに届けるためのバンド編成を組む。ここで集まったのが、大学時代のバンド仲間だったジョン・サイクス、ギターのウェイン・ヒギンズ、キーボードのマット・オレアリー、ドラムのキース・ハリソンだ。
その後、マット・オレアリーは離脱し、4作目「10 Stories Down」の共同プロデュースとミックスにも関わったスティーヴ・キッチがキーボードで加入する。ウェイン・ヒギンズは2008年3月に脱退したが、バンドはライブでは4人編成を基本に活動を続けていく。
2015年頃から、キング・クリムゾンやポーキュパイン・トゥリーで知られるドラマー、ギャヴィン・ハリソンがThe Pineapple Thiefに参加する。まずは2016年のアルバム「Your Wilderness」でドラマーとして関わり、その後は作曲やミックスにも参加するようになる。2018年の「Dissolution」では正式メンバーとなった。
この時期の「Dissolution」と続く2020年の「Versions of the Truth」は、どちらも評価が高く、バンドの知名度や人気を押し上げるきっかけになったとされている。ギャヴィン・ハリソンの加入によって、リズム面の精度だけでなく、曲作りの進め方にも変化が入った形だ。
The Pineapple ThiefはRockの中でもProg Rockに分類される。長めの展開や曲構成の切り替えを含む作品が多く、ブルース・ソードの作曲を中心に、メンバーの演奏とアレンジで曲を組み立てていくタイプのバンドだ。
特に近年は、ギャヴィン・ハリソンの参加によって、ドラムの細かな動きやアンサンブルの組み方が前面に出る場面が増えている。プログレッシブ・ロックの文脈で語られる一方で、楽曲単位で聴いても構成の変化が分かりやすく、アルバムごとの作り込みがはっきりしている。
2022年5月には「Give It Back」をリリースしている。これは「Little Man」「All The Wars」「Tightly Unwound」など、初期作品からの12曲を再構成した企画盤だ。ブルース・ソードによる新しいボーカルとギター、ギャヴィン・ハリソンの新録ドラム、さらに両者によるリミックスで作り直されている。
この作品では、過去曲をそのまま並べるのではなく、現在のバンドの演奏で再提示する形が取られている。長いキャリアの中で積み上げてきた楽曲を、今の編成でどう鳴らすかを確認する内容になっている。