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Jarkaは、1971年にスペイン・バルセロナで結成されたカタルーニャのグループだ。中心人物は鍵盤奏者のJordi Sabatésで、彼は10代でポップ・グループPic-Nicに参加し、その後、カタルーニャのジャズ・ロックの先駆けとされるOmにハモンド・オルガン奏者として加わっていた。Jarkaは、そのOmを離れたあとに立ち上げたバンドになる。
ウェブ上の情報では、Jarkaは同じくバルセロナのOmと並んで、1970年代初頭のバルセロナのアンダーグラウンドなジャズ・ロック/フュージョン・シーンを代表する存在として紹介されている。ロック、ジャズ、フォーク、ワールド、カントリーといった幅広いタグが付けられていて、実際の音楽もそうした境界をまたぐ形で整理されている。
Jordi SabatésはOmでの活動を経てJarkaを結成した。Jarkaの初期メンバーには、ベーシストのAlfonso de Lucas、ドラマーのPedro Van Eeckoutがいた。情報によっては、後年のラインナップとしてDanny SomozaやTom Furgalの名前も挙がる。参加メンバーの顔ぶれを見ると、ジャズ、ロック、フォーク寄りの要素をまとめるための編成だったことが分かる。
1作目『Ortodòxia』は、1971年3月にバルセロナのEstudis Gemaで録音された。Sabatésがピアノとキーボードを担当し、Alfonso de Lucasがベース、Pedro Van Eeckoutがドラムを担当している。ゲストにはToti Soler、J. Albert Amargós、Doro Montaberryらが参加した。
この作品は、Gary Burton、Miles Davis、John McLaughlinなどの影響が感じられるサイケデリックなジャズ・ロック作品として扱われている。Free JazzやBluegrassというスタイル名も付いているが、実際にはスペインの当時のジャズ・ロック文脈の中で、即興性のある演奏とロック的な推進力を組み合わせた内容として受け取られている。
2作目『Morgue O Berenice』は、1972年春にGemaとOdeonのスタジオで録音された。ここでは編成が変わり、SabatésとAlfonso de Lucasに加えて、ニューヨーク出身のギタリストDaniel SomozaとドラマーTom Furgalが参加している。
前作よりもさらに1970年代的なインストゥルメンタル・ジャズの方向へ寄った内容として紹介されている。楽曲の中心は演奏にあり、ギター、ベース、ドラム、キーボードのやり取りで進む構成になっている。
両作はスペインのWah Wah Recordsから限定500枚で再発された。『Ortodòxia』は2010年の再発が確認されている。こうした再発を通じて、Jarkaの作品は欧州のアンダーグラウンド・ジャズの重要な記録として見直されている。
Jordi Sabatésは1973年以降、ギタリストのToti Solerと活動を共にした。その後はピアニスト、作曲家、アレンジャーとして活動し、1990年代後半にはMaria del Mar Bonetとのツアーも行っている。映画音楽も手がけていて、ドキュメンタリー『Bola de Nieve』(2003年)などに関わった。Sabatésは2022年1月10日にバルセロナで死去した。
Jarkaは、バルセロナのローカルなシーンから出てきたグループでありながら、当時の欧州ジャズ・ロックの文脈でも追えるバンドだ。録音年、参加メンバー、再発状況までたどると、1970年代初頭のスペインの音楽環境がかなり具体的に見えてくる。