Talking Heads

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Talking Heads

Talking Headsとは

Talking Headsは、1975年にニューヨークで結成されたアメリカのロックバンドだ。メンバーはデイヴィッド・バーン、クリス・フランツ、ティナ・ウェイマス、ジェリー・ハリソンの4人で、1991年に活動を終えている。ロックを軸にしながら、ポップ・ロック、ニュー・ウェイヴ、アート・ロック、インディー・ロックの要素を取り込み、独特の存在感を残したバンドとして知られている。

結成の背景とCBGBでの活動

デイヴィッド・バーンとクリス・フランツは、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)で出会い、最初は「ジ・アーティスティックス」というバンドで一緒に活動していた。そこから1975年にTalking Headsを結成し、まもなくニューヨークのクラブCBGBの常連になっていく。パンクやニュー・ウェイヴの流れが集まっていたこの場所で、バンドは徐々に注目を集めた。

アルバムごとに変化したサウンド

Talking Headsはスタジオ作品を8枚発表しているほか、評価の高いライブ盤も残している。とくに1978年から1980年にかけての「More Songs About Buildings And Food」「Fear Of Music」「Remain In Light」の3作は、ブライアン・イーノがプロデュースを担当したことで知られる。

この時期の作品では、初期にあった神経質な緊張感を残しつつ、リズムセクションを前面に出した構成が目立つ。ベースとドラムの反復、パーカッシブなギター、鍵盤の配置が曲の中心になり、踊れる感覚を持ったサウンドへと比重が移っていった。ニュー・ウェイヴ、ポストパンク、アート・ポップ、ファンク・ロック、ディスコの要素が交差する時期でもある。

音楽的な特徴

  • デイヴィッド・バーンの歌とギターが曲の中心にある
  • クリス・フランツのドラムとティナ・ウェイマスのベースが、反復の強いグルーヴを作る
  • ジェリー・ハリソンのキーボードとギターが、曲ごとの色を足している
  • ブライアン・イーノの参加した時期は、リズムを重視した展開がはっきりしている

このバンドの面白さは、ロックバンドの編成を保ちながら、曲の組み立てをかなり細かく作っているところにある。演奏の重なり方やリズムの置き方がはっきりしていて、サウンドの輪郭が見えやすい。

活動の終わりとその後

Talking Headsは1991年に解散した。その後、2002年にはロックの殿堂入りを果たしている。さらに2023年9月11日には、コンサート映画『Stop Making Sense』の公開40周年を記念したトロント国際映画祭のIMAX上映イベントで4人全員がそろって登場した。これは、2002年の殿堂入り以来となる公の場での再会だった。ジェリー・ハリソンはこの再会について「癒やしの体験だった」と振り返っている。

残したもの

Talking Headsは、ニュー・ウェイヴの代表格として語られることが多い一方で、ポップ・ロック、アート・ロック、ファンク、アフリカン・リズムの取り込みなど、複数の要素を曲の中で整理していったバンドでもある。ニューヨークのCBGBから出てきたバンドとしての文脈と、アルバムごとにサウンドを更新していった歩みの両方が、今も参照されている。

音楽の流れを追うと、初期の鋭さから、イーノと組んだ時期のリズム重視の展開へ進み、その先にライブ作品や映像作品の評価が重なっていく。Talking Headsをたどると、ロックバンドがどこまで構造を変えられるかを実地で見せた記録が残っている。

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