Pearl Jam - Ten (1991)
Pearl Jam『Ten』について
Pearl Jamの『Ten』は、1991年に発表されたオルタナティヴ・ロック/グランジの代表的なアルバムだ。Seattle, Washington出身のバンドとして知られるPearl Jamは、Mother Love Boneの流れや、Temple of the Dogのプロジェクトを経て結成されたバンドで、このデビュー作がその存在を大きく広げた作品として扱われている。
2017年リリースのこのヨーロッパ盤は、オリジナル盤の後年再発にあたるものだ。レーベルはEpic Associatedで、型番は88985376871。Pearl Jamの作品が長く流通し続けていることを示す一枚でもある。
作品の位置づけ
『Ten』は、Pearl Jamの初期像を決定づけたアルバムとして語られることが多い。Eddie Vedderの低く重い歌声、Jeff AmentとStone Gossardの骨太な演奏、Mike McCreadyのギターが前面に出る構成で、90年代前半のシアトル・シーンを代表する空気を持っている。NirvanaやSoundgarden、Alice in Chainsと並べて語られることが多い時代の作品で、メジャーなロックの形を更新した一枚という見方もできる。
バンドの代表曲が多く入っている点も大きい。「Alive」、「Even Flow」、「Jeremy」、「Black」といった曲は、いまでもPearl Jamを語るうえで外せない楽曲だ。特に「Jeremy」は、映像作品とともに広く知られるようになった曲で、アルバムの認知を押し上げた存在としても重要だ。
聴きどころ
このアルバムは、曲ごとの起伏がはっきりしている。硬いリフで押す曲もあれば、テンポを落として感情の流れを追う曲もある。演奏の密度は高いが、音数を詰め込みすぎず、各パートの輪郭が見えやすい作りだ。90年代初頭のロック作品らしい直球のバンド感がありつつ、単純な勢いだけで進まないところに特徴がある。
実際に聴くと、アルバム全体が一気に同じ温度で押し切るのではなく、曲の強弱で流れを作っているのが分かる。重さのある曲の間に、メロディを前に出す曲が入ることで、1枚としての聴き疲れが少ない構成になっている。
2017年ヨーロッパ盤について
この2017年盤は、オリジナルの1991年盤を現在の流通で聴くための再発盤として位置づけられる。レーベル表記はEpic Associatedで、ヨーロッパ流通の盤として整理されている。オリジナル盤との大きな違いは、発売時代の違いそのものにある。90年代初頭の初出盤をそのまま再現するというより、後年にあらためて入手しやすくした版として見るのが自然だ。
『Ten』は、Pearl Jamの出発点であり、同時に90年代ロックの定番として扱われ続けてきた作品だ。デビュー作でありながら、すでにバンドの核がはっきりしているアルバムでもある。
基本情報
- アーティスト: Pearl Jam
- タイトル: Ten
- オリジナルリリース年: 1991年
- 盤のリリース年: 2017年
- リリース国: Europe
- レーベル: Epic Associated
- ジャンル: Rock
- スタイル: Alternative Rock, Grunge
トラックリスト
- A1 Once
- A2 Even Flow
- A3 Alive
- A4 Why Go
- A5 Black
- A6 Jeremy
- B1 Oceans
- B2 Porch
- B3 Garden
- B4 Deep
- B5 Release
関連動画
- Pearl Jam - Once (Official Audio)
- Pearl Jam - Even Flow (Official Video)
- Pearl Jam - Alive (Official Video)
- Pearl Jam - Why Go (Official Audio)
- Pearl Jam - Black (Official Audio)
- Pearl Jam - Jeremy (Official 4K Video)
- Pearl Jam - Jeremy (Official 4K Video)
- Pearl Jam - Oceans (Official Video)
- Pearl Jam - Porch (Official Audio)
- Pearl Jam - Garden (Official Audio)
- Pearl Jam - Deep (Official Audio)
- Pearl Jam - Release (Official Audio)