A Split - Second

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A Split - Second

A Split-Secondとは

A Split-Secondは、ベルギーの電子音楽ユニットだ。ジャンルはElectronic、スタイルはElectroとEBMに置かれている。中心人物はMarc HeyndrickxとPeter Bonne(Chrismar Chayell名義でも活動)で、時期によってPhilip V.、Nico Mansy、Marc Heyndrickx、Wim Vermeulenなどが加わっている。

結成から初期の動き

活動は1985年に始まる。Marc HeyndrickxがMarc Ickx名義でソロ・プロジェクトとして立ち上げ、Peter Bonneがデモテープ「Stained Impressions」の制作に関わった。その後、Antler Recordsと契約し、1986年にEPでデビューする。このEPには代表曲「Flesh」が収録されていた。

翌1987年にはアルバム「Ballistic Statues」を発表する。この頃の編成はIckxと電子音楽家Philip Vargodを中心に、Bonneがプロデューサー兼共作者として参加していた。続いてPhilip V.が脱退し、Bonneが正式メンバーとして加入する。1987年のシングル「Rigor Mortis」はこの新体制で制作された。

「Flesh」とNew Beatの広がり

A Split-Secondを語るうえで外せないのが、デビュー・シングル「Flesh」だ。ウェブ上の情報では、この曲はNew Beatの出発点として扱われている。アントワープのクラブAncienne Belgiqueで、DJの"Dikke Ronny"がこの12インチを33回転、いわゆる33+8でかけたことで、元のユーロ・インダストリアル寄りの曲が、重いテンポ感のあるサウンドとして受け取られた。こうした再生方法がDJのあいだで広まり、Boccaccioを中心にベルギー各地へ広がっていった流れが、New Beatの形成につながったとされている。

つまりA Split-Secondは、New Beatの先駆者というだけでなく、そのきっかけになったバンドとしても記録されている。

Wax Trax!期とサウンドの変化

1988年後半にはアメリカのWax Trax! Recordsと契約し、同年に「A Split-Second」と「From The Inside」が米国でリリースされた。この時期には「Rigor Mortis」「Mambo Witch」「Colosseum Crash」といったシングルも出ている。「Mambo Witch」は1989年にBillboardのUS dance clubチャートで29位を記録した。

1989年の初の米国ツアーでは、Fedjean Venvelt(ギター)とPeter Boone(キーボード)が新たに参加した。1990年のアルバム「Kiss of Fury」では「The Parallax View」がシングルとしても成功し、バンドの音はギターを前面に出す方向へ移っていく。2回目の米国ツアーではNico Mansy(キーボード)が加わっている。

90年代の展開

1991年には、Bonneがサイド・プロジェクトのWastelandに関わるようになり、そちらの比重が大きくなっていく。一方でA Split-Second名義では、Ickx不在のままリミックス盤「Flesh & Fire - 1991 Remixes」が出された。

1993年後半にはIckxとChayellの名義でアルバム「Vengeance C.O.D.」がリリースされ、1994年初頭のスウェーデン・ツアーの後にデュオは解消する。その後、IckxはA Split-Second名義を引き継ぎ、Gitane Demoneの電子プロジェクトDemonixにも参加した。

1995年3月にはA Split-Second / Marc Ickx名義で「Megabite」を発表する。ツアーにはギタリストのFedzjean Venveltと旧来のキーボーディストPhilip Vargodが参加した。Ickxはその後1997年に音楽活動からの引退を表明している。

再始動と近年の活動

バンドは2001年にライヴ活動を再開した。2009年以降は比較的定期的にライヴを行っている。2023年と2024年には、Marc Ickxと追加ミュージシャンの編成で、シカゴのCold Wavesに出演し、北米ツアーも行っている。

音楽的特徴と影響

A Split-Secondの初期作品は、ElectroやEBMの文脈で語られることが多い。そこから90年代にかけては、ギターを取り入れた方向にも進んでいる。特に「Flesh」は、原曲のままでも重要だが、33回転でかけられた現場の体験によって、New Beatという流れの中で別の意味を持つようになった。

その後もこの曲は再解釈され続けていて、2002年にはPaul Oakenfoldによるプログレッシブ・トランス・リミックスがPerfecto Recordsから出ている。ジャンルの違う場でも参照され続けている点は、A Split-Secondの楽曲が長く使われてきたことを示している。

関連サイト

ジャンル・スタイル

Electronic EBM Electro
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