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Big Big Trainは、1990年にグレッグ・スポートンとアンディ・プールが結成した英国のプログレッシブ・ロック・バンドだ。拠点はイングランドのボーンマス。結成当初からの中心人物はグレッグ・スポートンで、作曲面でもバンドを引っ張ってきた。
編成は時期ごとに変わってきたが、現在はグレッグ・スポートン、リカード・シェーブロム、ニック・ダヴィルジリオ、アルベルト・ブラヴィンらが在籍している。過去にはデヴィッド・ロングドン、デイヴ・グレゴリー、ラシェル・ホール、ダニー・マナーズ、シーン・フィルキンズ、スティーヴ・ヒューズなどが参加していた。
1990年の結成後、翌1991年にはイアン・クーパー、スティーヴ・ヒューズ、マーティン・リードが加わり、バンドとしての形を整えていく。そこから20年近くかけて、少しずつファン層を広げていった。
大きな転機として挙げられるのが、2009年のアルバム「The Underfall Yard」だ。この作品ではデヴィッド・ロングドンが初めてボーカルを担当し、ニック・ダヴィルジオ、デイヴ・グレゴリーも参加した。さらにブラスバンドを取り入れた編成で、プログレ・シーンでの注目度が上がった。
その後の「English Electric Part One」(2012年)、「English Electric Part Two」(2013年)で評価を固め、2013年にはProgressive Music Awardsの「ブレイクスルー・アーティスト賞」を受賞している。
2021年11月には、バンドの顔として知られたデヴィッド・ロングドンが56歳で死去した。その後も活動は続き、2022年には元Premiata Forneria Marconiのシンガー、アルベルト・ブラヴィンの加入が発表された。ブラヴィン参加後の初アルバム「The Likes Of Us」は2024年3月にリリースされている。
Big Big Trainの音楽は、プログレッシブ・ロックを基盤にしつつ、曲ごとの構成や編成にかなり手を入れている。ギター、キーボード、ドラムに加えて、バイオリンやブラスを取り入れた作品もあり、ロックバンドの編成から少し広げた作りになっている。
楽曲のテーマでは、イングランドの田園風景、産業史、民俗が繰り返し扱われている。特に「English Electric」期以降は、英国の土地や歴史に結びついた題材が目立つ。派手な装飾よりも、題材を積み上げる形で作品を作ってきた印象がある。
メンバー面では、XTCのデイヴ・グレゴリー、Spock's Beardのニック・ダヴィルジオ、元PFMのアルベルト・ブラヴィンなど、周辺シーンで実績のあるミュージシャンが参加してきた。そうした人選も、バンドのサウンドや活動の広がりに関わっている。
このあたりは、Big Big Trainを追うときの入口になりやすい。特に「The Underfall Yard」は、バンドの方向性がはっきり見える作品として扱われることが多い。
現在のBig Big Trainは、結成時から続くグレッグ・スポートンを軸に、メンバーを入れ替えながら活動している。デヴィッド・ロングドンの死去という大きな出来事を経ても、バンドは止まらず、アルベルト・ブラヴィンを迎えて次の段階に進んでいる。
長く活動してきたバンドだけに、時期ごとの編成や作品の違いを追うのも面白い。英国プログレの流れの中で、地に足のついた作曲と具体的な題材の扱いを続けてきたグループとして、今も注目されている。