Little River Band

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Little River Band

Little River Bandとは

Little River Bandは、1975年にメルボルンで結成されたオーストラリアのロック・バンドだ。バンド名は、ジーロングへ向かう途中にあるヴィクトリア州の町Little Riverの道路標識に由来する。結成時の中心には、Glenn Shorrock、Graham Goble、Beeb Birtles、Derek Pellicciがいた。

音楽性は、ボーカル・ハーモニーを前面に出したポップ・ロックが軸になっている。ロックの骨格を持ちながら、メロディの作り方やコーラスの重ね方に特徴がある。アメリカ市場で継続的に成功した最初期のオーストラリア勢のひとつとしても知られている。

活動の流れ

初期のLittle River Bandは、Glenn Shorrockが在籍していたThe Twilights、Graham GobleやBeeb Birtles、Derek Pellicciが関わっていたMississippiの流れを受けて始まった。マネージャーのGlenn Wheatleyの働きもあり、オーストラリアのバンドとしてアメリカでの商業的成功を継続的に得た。

代表的なシングルには「It's a Long Way There」「Reminiscing」「Lady」「Lonesome Loser」「Cool Change」などがある。「It's a Long Way There」はBillboard Hot 100で28位、「Reminiscing」は3位、「Lady」は10位を記録した。1978年の『Sleeper Catcher』は、オーストラリアで録音されたアルバムとして初めてRIAAのプラチナ認定を受けている。1979年の『First Under the Wire』はBillboard 200で最高10位まで上がり、バンドのアルバムとしては最も高い順位になった。

「Reminiscing」は2020年にBMIから、500万回の放送回数を記録した曲として表彰されている。こうした実績を見ると、アメリカでのヒットが一時的なものではなかったことがわかる。

メンバーの変遷

Little River Bandは、長い活動の中でメンバー交代がかなり多い。1982年にはShorrockが脱退し、その後はソロでも知られるJohn Farnhamがボーカルを担当した時期がある。Shorrockは1987年に復帰したが、その後も編成は変わり続けた。

現在のラインナップは、Wayne Nelson、Rich Herring、Greg Hind、Chris Marion、Mel Wattsで構成されている。なお、結成時のオリジナル・メンバーは現在残っていない。

  • Wayne Nelson(vocals, bass)
  • Rich Herring(lead guitar)
  • Greg Hind(guitar, vocals)
  • Chris Marion(keyboards, vocals)
  • Mel Watts(drums, vocals)

音楽的特徴

Little River Bandの持ち味は、複数のボーカルが重なるハーモニーと、耳に残りやすいメロディラインにある。ギター中心のロックを土台にしつつ、コーラスやキーボードを使って、ラジオ向きのまとまりを作っている。派手な演奏を前に出すタイプではなく、曲の流れをきれいに整える作りが目立つ。

アメリカのチャートで複数のヒットを出したことからも、当時のAORやポップ寄りロックの流れと相性がよかったことがうかがえる。とくに「Reminiscing」や「Cool Change」のような曲では、歌の流れとコーラスの配置が印象に残る。

評価と影響

全世界でのレコード・セールスは数千万枚規模にのぼる。2004年には、1976〜78年のクラシック・ラインナップがARIAの殿堂入りを果たした。オーストラリアのロック・バンドとして、国内外の両方で実績を残したグループとして扱われている。

一方で、2002年には商標をめぐる争いがあり、Stephen Housdenがバンド名の権利を持つことになった。これにより、創設メンバーのBirtles、Goble、Shorrockは、自作のヒット曲を演奏していても「Little River Band」を名乗れない状況になった。この点も、バンドの歴史を語るうえで外せない出来事だ。

Little River Bandは、オーストラリア発のロック・バンドがアメリカで継続的にヒットを出した例として、いまもよく参照される。メロディ重視のポップ・ロックを好きな人なら、まず代表曲から追ってみると流れがつかみやすい。

ジャンル・スタイル

Rock Pop Rock
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