Pat Metheny Group

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Pat Metheny Group

Pat Metheny Groupとは

Pat Metheny Groupは、1977年に結成されたジャズ・フュージョンのグループだ。中心にいるのはギタリストのPat Methenyとキーボード奏者のLyle Maysで、ここにSteve RodbyやDanny Gottlieb、Paul Werticoなどが加わりながら、メンバーを入れ替えつつ活動してきた。ジャンルとしてはJazz、スタイルとしてはFusionやContemporary Jazzに分類されることが多い。

結成のきっかけ

Pat MethenyとLyle Maysが出会ったのは、1975年のWichita Jazz Festivalだ。この出会いを経て、1977年にPat Metheny Groupが立ち上がった。2人はともに正統的なジャズ理論を学んだ背景を持ちつつ、従来のジャズやフュージョンの形式だけに収まらない音楽を目指していた。演奏の技巧だけで押し切るのではなく、曲のムードや音の質感を重視していた点が、このグループの出発点になっている。

音楽的な特徴

Pat Metheny Groupの音楽は、ジャズの即興性を土台にしながら、メロディやアンサンブルのまとまりを重視している。ギターとキーボードを核にした編成が基本で、そこにパーカッション、ベース、ドラムが加わることで、曲ごとに音の層が変わっていく。Naná Vasconcelosのような打楽器奏者が参加した時期には、ブラジル音楽の要素も入り、リズムの作り方に変化が出ている。

1981年には、Pat MethenyとLyle Maysの2人名義で『As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls』を発表している。ここにはNaná Vasconcelosも参加していて、タイトルには出会いの地への目配せが入っている。この作品は、グループの周辺にある音の作り方や方向性を確認するうえでも重要な位置にある。

メンバーの変遷

Pat Metheny Groupは、固定メンバーで長く続いたバンドというより、核になる2人を中心に編成が変わっていったグループだ。長期にわたって関わったメンバーとしては、ベーシストのSteve Rodby、ドラマーのDanny Gottlieb、Paul Werticoが挙げられる。ほかにもMark Egan、Pedro Aznar、David Blamires、Richard Bona、Antonio Sanchez、Cuong Vu、Gregoire Maret、Armando Marçal、Mark Ledford、Dave Samuelsなどが参加している。

メンバーの入れ替えがあっても、Pat MethenyとLyle Maysが音楽の中心にいたことは一貫している。編成が変わっても、曲の構成やサウンドの方向性が大きく崩れにくかったのは、この2人の役割が大きかったと見られている。

受賞歴と評価

このグループの活動歴で特に目立つのが、Grammy賞での受賞記録だ。1983年から1996年にかけて、『Offramp』『Travels』『First Circle』『Still Life (Talking)』『Letter from Home』『The Road to You』『We Live Here』の7作で、ジャズ・フュージョン/コンテンポラリー・ジャズ部門のGrammyを連続受賞している。この記録は、同ジャンルの中でもかなり特異なものとして扱われている。

こうした受賞歴は、単に知名度が高いというだけでなく、作品ごとの完成度が継続して評価されていたことを示している。頻繁なメンバーチェンジがありながらも、グループとしての基準が保たれていた点も注目される。

聴くときのポイント

Pat Metheny Groupを追うときは、ギターとキーボードのやり取りに注目すると分かりやすい。Pat MethenyのフレーズとLyle Maysの和声づけがどう噛み合うかで、曲の印象がかなり変わる。加えて、ベースやドラム、パーカッションの入り方で、同じグループでも時期ごとの違いが見えやすい。

ジャズの理論を土台にしながら、フュージョンやコンテンポラリー・ジャズの範囲で独自の組み立てを続けてきたグループとして、Pat Metheny Groupは今も参照されることが多い。作品を通して聴くと、編成の変化と音楽の継続性の両方が見えてくる。

ジャンル・スタイル

Jazz Contemporary Jazz Fusion
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