Shogun

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SHŌGUN(ショーグン)とは

SHŌGUNは、1979年に結成された日本のロック・バンドだ。ギタリスト/ヴォーカリストの芳野藤丸を中心に、当時のスタジオ・ミュージシャンが集まって形になった。編成には大谷和夫、長岡道夫、ケーシー・ランキン、山本秀夫、岡沢章、エリック・ゼイ、そして芳野藤丸らが関わっている。

結成前の1978年には、One Line Band名義でアルバムを発表している。その翌年、日本テレビ系ドラマ『俺たちは天使だ!』の音楽を担当する流れで、アメリカ出身のシンガー/ソングライター、ケーシー・ランキンを迎え、SHŌGUNへ改名した。バンド名は、音楽プロデューサーが空港で小説『将軍(SHŌGUN)』を見かけたことをきっかけに提案したものとされている。

活動の流れ

SHŌGUNの活動が広く知られるきっかけになったのは、1979年4月にCBS・ソニーから出したデビュー・シングル「男達のメロディー」だ。作詞は喜多條忠、作曲はケーシー・ランキンで、この曲は『俺たちは天使だ!』の主題歌として使われ、50万枚を超えるヒットになった。

同じ年には、松田優作主演のドラマ『探偵物語』の音楽も担当している。オープニング・テーマ「Bad City」もケーシー・ランキンの作詞作曲で、シングル「Lonely Man / Bad City」(1979年10月)として出されている。英語詞の曲が多い点も、SHŌGUNの特徴として挙げられる。

その後は1979年から1980年を中心に活動し、1985年に一度再始動した。さらに1997年から1998年には、ほぼオリジナル・メンバーで再結成されている。2001年以降もメンバーを入れ替えながら、断続的に活動が続いている。

音楽的な特徴

SHŌGUNのサウンドは、ロックを土台にしながら、ポップ、ジャズ、ファンク、ソウルの要素を取り込んでいる。スタイルとしては、Pop Rock、Funk、Synth-pop、Disco、City Popに近い要素が並ぶ。

演奏面では、AOR、ファンク、ディスコの要素を含んだタイトなアンサンブルが目立つ。芳野藤丸のギターとヴォーカル、ケーシー・ランキンの作詞作曲、スタジオ・ミュージシャンとして鍛えられたメンバーの演奏が、そのまま曲の輪郭に出ている。

また、ケーシー・ランキンが多くの楽曲で作詞作曲を担ったため、英語詞の曲が多い。日本のロック・バンドとしては、当時のテレビドラマ音楽との結びつきも強く、作品の広がり方に特徴がある。

再評価の流れ

近年は、SHŌGUNの音楽がシティ・ポップの文脈で取り上げられることが増えている。都市的なビート感、ファンク寄りのリズム、ディスコの要素を含むアレンジが、再び注目されている形だ。

芳野藤丸はスタジオ・ギタリストとしても多くのレコーディングに参加しており、その実績も含めてSHŌGUNの評価につながっている。バンドとしての活動だけでなく、個々のメンバーの演奏キャリアが土台になっている点も見逃せない。

聴くときのポイント

  • 「男達のメロディー」は、SHŌGUNの入口として押さえやすい1曲だ。
  • 「Bad City」は、英語詞とバンドのタイトな演奏が分かりやすい。
  • ドラマ主題歌や劇伴としての機能と、バンド単体の楽曲としての作りの両方を確認しやすい。
  • ロックだけでなく、ファンクやディスコ、シティ・ポップの要素にも目を向けると聴きやすい。

SHŌGUNは、テレビドラマの主題歌で広く知られつつ、演奏力の高いメンバーと英語詞を含む楽曲で独自の位置を作ったバンドだ。1970年代後半の日本のロック史をたどるうえで、外せない存在のひとつとして見ておきたい。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Jazz Pop Rock City Pop Disco Funk Pop Rock Synth-pop
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