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Stevie Wonderは、アメリカ出身のマルチインストゥルメンタリスト、作曲家、シンガー、そして人道活動家・社会活動家だ。1950年5月13日にミシガン州サギノーで生まれ、幼いころから視覚障害がある。ジャンルはFunk / Soulを軸に、Pop、Jazz、Reggaeまで幅広く、スタイル面でもJazz-Funk、Soul-Jazz、Soul、Funk、Disco、Rhythm & Bluesなどを横断している。
11歳でモータウンのタムラ・レーベルと契約し、13歳だった1963年にはシングル「Fingertips」で早くも全米チャート1位を記録した。早い段階で商業的な成功をつかみ、その後もモータウンの重要アーティストとして活動を続けていく。
1971年、21歳を迎えたタイミングでモータウンとの契約が一区切りとなり、交渉の結果、当時のレーベル所属アーティストとしては珍しい完全な創作コントロール権を得た。この権利を背景に、以後の作品では作曲、演奏、制作の面で主導権を強く持つようになる。
1972年から1976年にかけては、「Music of My Mind」「Talking Book」「Innervisions」「Fulfillingness' First Finale」「Songs in the Key of Life」という5作を連続で発表した。この時期は、Stevie Wonderのキャリアの中でも特に重要な期間として扱われている。
この5作のうち「Innervisions」「Fulfillingness' First Finale」「Songs in the Key of Life」は、グラミー賞最優秀アルバム賞を3作連続で受賞している。これは他に例のない記録として知られている。
シングルでは「Superstition」と「You Are the Sunshine of My Life」が連続して全米1位を獲得した。「Songs in the Key of Life」からは「I Wish」「Sir Duke」も全米1位になっている。
生涯では全米トップ10ヒットを30曲以上、全米1位を10曲、R&Bチャート1位を20曲記録している。グラミー賞の受賞数は通算25回に達している。
Stevie Wonderの音楽は、SoulやFunkを土台にしながら、Jazz-FunkやSoul-Jazz、Disco、R&Bの要素を取り入れている。ポップスとして耳に入りやすいメロディを持ちながら、演奏面ではキーボード、ハーモニカ、リズムの組み立てが目立つ。
ジャンル表記にはReggaeも含まれており、単一のスタイルに収まらない活動を続けてきたことが分かる。作曲家としての側面も強く、歌だけでなく楽曲全体の構造を作る役割を担ってきた。
音楽活動と並行して社会活動にも力を入れている。1980年のシングル「Happy Birthday」は、アルバム『Hotter than July』に収録され、キング牧師の誕生日を祝日にする運動の一環として発表された。この曲は、のちに祝日制定を後押しした楽曲として知られている。
Stevie Wonderは1983年にSongwriters Hall of Fameへ、1989年にはRock And Roll Hall of FameのPerformer部門へ殿堂入りしている。演奏家、作曲家、シンガーとしての活動に加えて、社会的な発信も含めて評価されてきた。
Stevie Wonderは、早くからヒットを重ね、1970年代には創作の自由を得て重要作を連発したアーティストだ。ソウル、ファンク、ポップ、ジャズの要素を行き来しながら、チャート記録と社会的メッセージの両方で存在感を示してきた。