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Boytronicは、1983年にハンブルクで結成されたドイツのシンセポップ・バンドだ。プロフィールではElectronic、スタイルとしてはSynth-popとDiscoが挙げられている。結成時の名前は「Kapitän Sehnsucht」で、のちにBoytronicへ改名したという経緯がある。
始まりは1983年、Holger WobkerとPeter Sawatzkiによる立ち上げだった。そこからKraftwerk、The Human League、Visage、Depeche Modeといった先達の影響を取り込みながら、ドイツのシンセポップとして独自の方向へ進んでいった。
同年のシングル「You」は、ドイツのシングルチャートで10位を記録している。続くアルバム『The Working Model』『The Continental』は、1985年にかけて初期Boytronicの路線を形にした作品として知られている。
Boytronicは、メンバーの入れ替わりが多いバンドでもある。1986年には、レコード会社がバンド名の権利を保持していたことを背景に、オリジナルメンバーとは異なる体制で活動を続けた。Hayo Lewerentzを中心とする新体制のBoytronicは、90年代半ばまで活動していた。
その後、オリジナルメンバーのWobkerが2002年に再始動し、第2期からの参加者Panarinfoとともに活動を再開した。以後も2006年、2017年、2018年と、時期ごとに異なる編成で活動が続いている。
Boytronicの音楽は、シンセサイザーを前面に出した構成が中心だ。Kraftwerkのような電子音楽の流れ、The Human LeagueやVisage、Depeche Modeに通じる80年代シンセポップの作法を踏まえつつ、ディスコの要素も取り込んでいる。打ち込み主体のリズム、明確なメロディ、機械的な質感のあるアレンジが特徴として挙げられる。
初期シングル「You」のヒットや、『The Working Model』『The Continental』の流れを見ると、80年代前半のドイツ産シンセポップの文脈の中で整理しやすいバンドだ。派手なロック的演奏よりも、電子音の組み立てとボーカルの配置で曲を作るタイプのグループとして受け取られている。
Boytronicは、Facebook、Bandcamp、Instagram、YouTubeなどで情報発信を行っている。複数の時期にわたって活動が続いてきたため、編成や参加メンバーは一定ではないが、バンド名は継続して使われている。