B.T. Express

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B.T. Express

B.T. Expressとは

B.T. Express(ビー・ティー・エクスプレス)は、米ニューヨーク・ブルックリンで結成された伝説的ファンク/ディスコ・バンドだ。グループ名の「B.T.」は地元「Brooklyn Transit(ブルックリン交通局)」の略に由来する。1972年に「The King Davis House Rockers」として始動し、「Madison Street Express」や「Brothers Trucking」などの名義を経てB.T. Expressへ改称した。

結成から世界的大ヒットまで

敏腕プロデューサーのジェフ・レーン(Jeff Lane)のもとで活動を本格化させ、1974年にデビュー・アルバム『Do It ('Til You're Satisfied)』を発表。表題曲「Do It ('Til You're Satisfied)」が全米R&Bチャート1位、全米ポップ・チャート2位のメガヒットを記録した。

続くインストゥルメンタル・シングル「Express」は、蒸気機関車の走行音や汽笛を取り入れた疾走感あふれるグルーヴで全米R&B1位、全米ポップ4位、ディスコ・チャート1位を席巻し、グラミー賞にもノミネートされた。この機関車ビートは初期ディスコ/ファンクの基本フォーマットを決定づけた。

名プロデューサーたちを輩出した音楽的拠点

B.T. Expressは、ブラック・ミュージック史に名を残す名才たちのゆりかごとしても知られる。アレンジとストリングスを担当したランディ・ミューラー(Randy Muller)は、本作の成功を機に自らブラス・コンストラクション(Brass Construction)やスカイ(Skyy)を結成・率い、ニューヨーク・ディスコ/ファンクの黄金期を築き上げた。

また、1974年に弱冠15歳でキーボーディストとして加入したマイケル・ジョーンズは、後にイスラム改宗を経て「カシフ(Kashif)」と改名。シンセサイザーとMIDIを駆使した革新的なサウンドでホイットニー・ヒューストンやイヴリン・“シャンペン”・キングのメガヒットを手掛け、80年代ブラック・コンテンポラリーのサウンドを革新した。

その後の活動とヒップホップへの影響

バンドは1982年までに計7枚のアルバムを発表。『Non-Stop』(1975年)、『Energy to Burn』(1976年)、『1980』(1980年、「Give Up the Funk」「Does It Feel Good」収録)など、骨太なファンクから都会的なブギーまで充実した作品を残した。

彼らのヘヴィなベースラインやドラム・ブレイクは、EPMDの「So Wat Cha Sayin'」をはじめ、パブリック・エナミー、DMXなど無数のヒップホップ・アーティストにサンプリングされ、ブラック・ミュージックの重要な遺伝子として今なお受け継がれている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Ballad Disco Funk Soul
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