Vinyl Record Reviews
Jungleは、ロンドンを拠点に活動するエレクトロニック/ファンク・ソウル系のプロジェクト。2013年にプロデューサーのJosh Lloyd-WatsonとTom McFarlandを中心に始動した。プロフィール上はネオソウルとポップを軸にしたユニットとして紹介されている。
中心人物のJosh Lloyd-WatsonとTom McFarlandは、ロンドンのシェパーズ・ブッシュで9歳の頃から隣人同士として育った幼なじみだ。2人はLatymer Upper Schoolに通っていた。Jungle結成以前には、Born Blondeというショートリブのシューゲイザー・バンドで活動しており、2012年にはアルバム『What The Desert Taught You』を残している。
Jungleの音楽は、Electronic、Funk / Soulを土台に、Dance-pop、Funk、Neo Soulの要素を組み合わせたものとして整理される。リズムの作り方やベースラインの動き、ソウル寄りの歌の扱いが特徴として挙げられることが多い。作品ごとにポップ寄りの整理が進みつつも、ファンクやソウルの感触を残した作りになっている。
また、ミュージックビデオでは物語の中核をダンサーたちが担う演出が一貫している。音だけでなく映像面でも、振付や身体表現を前面に出すスタイルが続いている。
2014年に発表したセルフタイトルのデビュー作『Jungle』は、Mercury Prizeにノミネートされ、全英チャートでもトップ10入りを記録した。この作品で一気に注目を集めた。
その後もコンスタントに作品を発表していて、主なアルバムには以下がある。
特に『Loving in Stereo』以降は、Lydia Kittoが制作面でも目立つようになる。シンガー・ソングライターでありマルチ楽器奏者でもある彼女は、楽曲制作の中心メンバーとしてクレジットされるようになり、ライブでも重要な役割を担ってきた。2023年の『Volcano』では、Josh、Tomと並ぶ主要な制作メンバーとして参加し、同年に正式メンバーとして加入した。