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Legião Urbana(レジォン・ウルバナ)は、1982年にブラジルの首都ブラジリアで結成されたロック・バンドだ。ブラジリアン・ロックを代表するグループのひとつとして知られ、Os MutantesやTitãsと並んでブラジルのロック史で語られることが多い。
バンド名は「都市の軍団」という意味を持つ。中心人物はRenato Russoで、ヴォーカル、ギター、キーボード、ベースを担当した。主なメンバーにはDado Villa-Lobos(ギター)、Marcelo Bonfá(ドラム、パーカッション)、Renato Rocha(ベース)がいる。
Renato Russoは、パンク・バンドAborto Elétricoを離れたあとにLegião Urbanaを立ち上げた。初期の編成はパンク/ポストパンクの流れを強く引き継いでいて、そこにフォーク・ロックの要素も加わっていく。
Renato Rochaは1984年から1989年まで在籍していた。バンドの中核は、Renato Russo、Dado Villa-Lobos、Marcelo Bonfáの3人だった。
Legião Urbanaの特徴は、パンクやポストパンクを土台にしながら、メロディのわかりやすさを持たせている点にある。Pop Rock、Alternative Rock、Folk Rockの要素も含み、曲の幅はかなり広い。
もうひとつ大きいのが、Renato Russoの歌詞だ。社会問題、世代感覚、都市生活の空気を扱った内容が多く、同世代の中でも詩人として評価されていた。プロフィールでも、彼の歌詞が人気の大きな理由として挙げられている。
スタジオ・アルバムは、1985年のデビュー作『Legião Urbana』から、1997年の『Uma Outra Estação』まで8枚残している。後者はRenato Russoの死後にまとめられた作品だ。
総売上は2000万枚を超えるともいわれている。数字の扱いには幅があるが、ブラジル国内で大きな成功を収めたバンドであることは確かだ。
Legião Urbanaはライブでも存在感があった。1988年6月18日、ブラジリアのマネ・ガリンシャ・スタジアムで行った公演には、有料公演として当時の地元最多となる5万人が集まった。
ただし、この公演は開始から約50分でメンバーがステージを去ったことで大きな混乱を招いた出来事としても語られている。バンドの人気の大きさと、会場の熱気の両方が見えるエピソードだ。
Renato RussoはHIV陽性で、1996年10月11日にエイズの合併症で死去した。その11日後、残されたメンバーがバンドの解散を発表した。Legião Urbanaの活動は、ここで一区切りを迎えた。
2015年には、Dado Villa-LobosとMarcelo Bonfáが俳優・歌手のAndré Frateschiをヴォーカルに迎え、「Legião Urbana XXX Anos」ツアーを実施している。100公演以上を行い、延べ約50万人を動員したとされる。
一方で、バンド名の使用をめぐっては、Renato Russoの息子Giuliano Manfredini側との法廷闘争も起きている。
Legião Urbanaは、1980年代のブラジリアン・ロックを代表する存在として扱われることが多い。パンク/ポストパンクの勢いと、Renato Russoの言葉の強さが結びついたところに、このバンドの特徴がある。
作品数は多くないが、代表曲やアルバムの知名度は高く、ブラジルのロック史をたどるときに外しにくいグループだ。関連サイトとしては、myspace.com/rockbrazil80 と legiao.org がある。