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Marius Leirånesは、ノルウェーのプログレッシブロック・バンドPixie Ninjaのメンバーとして知られる音楽家だ。Pixie Ninjaは、2008年からさまざまなバンドで活動をともにしてきたJostein Haugenとの共同プロジェクトとして2015年に始動し、2017年に1stアルバム『Ultrasound』を発表している。
Pixie Ninjaのサウンドは、サイケデリック/スペースロックを基調に、ポストロック的な質感を重ねたものとして紹介されている。曲によってはベルリン・スクール的な電子音響やメロトロンが前に出て、シンフォニックな響きへ寄る場面もある。北欧のプログレらしい、音の輪郭がはっきりした作りが特徴として挙げられる。
Leirånesはこのユニットの中で、そうした多層的なアレンジの一部を担ってきた。バンドの活動歴を見ると、単なる即興的な組み合わせではなく、長く続いてきた演奏経験を土台にしたプロジェクトとして動いていることがわかる。
2021年には、自身初のソロアルバム『Langtidsperspektiv』を発表した。この作品は、彼のルーツである一族の農場「Leirånes」にまつわる出来事や逸話を音楽で追ったコンセプトアルバムだ。農場はノルウェー北部Ranaの小さな集落Langvassgrendaにあり、18世紀半ばの創業以来、現在も営まれているという。
アルバムでは、エレクトロニカ、プログレッシブロック、アンビエント、ポストロックをまたぎながら、穏やかな場面から荒れた展開までを並べている。悲劇や歓喜といった出来事を、曲ごとの流れでたどる構成になっている。
『Langtidsperspektiv』は、2020年6月から12月にかけてノルウェー・RognanのNobøスタジオで制作された。共同プロデューサーは、White Willowなどでプロデュースやレコーディングを手がけるJacob Holm-Lupo。ミックスとマスタリングはDude Ranch Studioで行われている。
制作陣の顔ぶれを見ると、Leirånesのソロ作は個人作品でありながら、北欧のプログレや周辺シーンと接点のある環境で形になっていることが見えてくる。