Vinyl Record Reviews
Olivia Deanは、1999年3月14日生まれ、ロンドン・ハーリンゲイ出身のUKシンガーソングライターだ。ジャンルはPop、Funk / Soul、スタイルはIndie Popに位置づけられている。公式サイトや各種SNS、YouTube、SoundCloudでも発信を続けている。
Olivia Deanは、クロイドンの名門BRIT Schoolの出身だ。在学中はRachel ChinouririやRayeと同級生だった。最初はミュージカル演劇を学んでいたが、最終学年でソングライティングに転向している。
卒業公演がきっかけでマネージャーの目に留まり、まずはRudimentalのツアーでバックボーカルを担当した。その後、2018年に自主リリースしたデビュー曲「Reason to Stay」がバイラルヒットとなり、2019年にはAMF Records/Virgin EMI Recordsと契約している。
2023年に発表した1stアルバム『Messy』は、批評面で高い評価を受け、Mercury Prizeにもノミネートされた。ここで一気に注目度を上げている。
続く2025年の2ndアルバム『The Art of Loving』では、全英アルバムチャート1位を獲得した。シングル「Man I Need」は全英1位、Billboard Hot 100では2位を記録している。同作からは、女性ソロアーティストとして初めて、全英トップ10に同時4曲をランクインさせた記録も出ている。
Sam Fenderとのデュエット「Rein Me In」は、通算19週(非連続)にわたって全英チャート1位を維持した。これは、1953年のFrankie Laine「I Believe」が持っていた18週の記録を更新するもので、英国史上最長のNo.1シングルとしてギネス世界記録にも認定されている。
2026年にはGrammy最優秀新人賞、BRIT Awardsで英国アーティスト・オブ・ザ・イヤーを含む4部門、MOBO Awardsでも複数部門を受賞している。
Olivia Deanの曲は、Popを軸にFunk / Soulの要素を取り込みつつ、Indie Popとしても整理されることが多い。BRIT Schoolで演劇からソングライティングへ移った経歴もあってか、メロディだけでなく、歌詞と曲の流れに重きを置くタイプのアーティストとして見られている。
バックボーカルから始まり、自主リリースのヒットを経てメジャー契約、アルバムでの評価、さらにチャート記録へと進んだ流れを見ると、活動の積み上げ方がはっきりしている。ライブ、デビュー曲、アルバム、コラボレーションの各段階で存在感を広げてきた人だ。