The Dukes Of Stratosphear

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The Dukes Of Stratosphear

The Dukes Of Stratosphearとは

The Dukes Of Stratosphear(ザ・デュークス・オブ・ストラトスフィア)は、イギリス・ウィルトシャー州スウィンドンで結成されたサイケデリック・ポップ/ロック・プロジェクトだ。イギリスを代表するポップ・グループXTCのメンバーが、架空のサイケデリック・バンドとして変名で結成した覆面企画として知られている。

メンバー名も変名が使われ、Sir John Johns(Andy Partridge / ギター、ヴォーカル)、The Red Curtain(Colin Moulding / ベース、ヴォーカル)、Lord Cornelius Plum(Dave Gregory / ギター、オルガン)、E.I.E.I. Owen(Ian Gregory / ドラムス、デイヴの実弟)と名乗った。名プロデューサーのジョン・レッキーも「Swami Anand Nagara」という架空のインド風名義で参加した。

結成の背景と作品

1985年4月1日のエイプリルフール、ヴァージン・レコーズからミニアルバム『25 O'Clock』がリリースされた。表向きは「1960年代末に活動していた幻のサイケ・バンドの発掘音源」という設定で発表されたが、実際にはXTCによる入念な企画だった。

「1967年から1968年のサイケデリック様式を厳格に守り、ヴィンテージ機材を用いて短期間で録音する」というルールで制作された本作は、ビートルズ、ピンク・フロイド、バーズ、ビーチ・ボーイズへのオマージュが凝縮され、本家XTCの当時のアルバム『The Big Express』の2倍以上も売れるという痛快なヒットを記録した(「The Mole from the Ministry」など)。

1987年にはフルアルバム『Psonic Psunspot』を発表。「Vanishing Girl」「Collideascope」「Brainiac's Daughter」など、ホリーズやビートルズ、キンクスへの敬愛が詰まった極上のメロディが並ぶ大傑作となった。後に両作をまとめた編集盤『Chips from the Chocolate Fireball』もリリースされている。

音楽的特徴とXTCへのフィードバック

ファズギター、逆回転テープ、メロトロン、シタール風ギター、変幻自在のヴォーカル・エフェクトなど、1960年代後半のサイケデリック・ロックの作法を完璧に再現。単なる物真似にとどまらず、英国ポップの豊かなメロディが息づいている。

このプロジェクトにおける自由闊達なスタジオワークは、その後のXTCの音楽的飛躍に直結し、屈指の名盤『Skylarking』(1986年)や『Oranges & Lemons』(1989年)を生み出す決定的な契機となった。現在も1980年代ネオ・サイケデリアの最高峰として世界中のリスナーから熱烈に愛されている。

ジャンル・スタイル

Rock Garage Rock Psychedelic Rock
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