The J. Geils Band

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The J. Geils Band

The J. Geils Bandとは

The J. Geils Bandは、アメリカ・マサチューセッツ州ウースターで1965年に結成されたロック・バンドだ。初期はThe Hallucinationsという名前で活動していた。1970年代から1980年代前半にかけて活動の中心を築き、1985年にいったん解散している。その後、2009年に再結成された。

メンバー構成

中心メンバーには、Peter Wolf、J. Geils、Richard “Magic Dick” Salwitz、Danny “D.K.” Klein、Stephen Jo Bladd、Seth Justmanらがいる。時期によって担当も変わっていて、Peter Wolfは1967年から1983年までボーカルを担当し、Stephen Jo Bladdはドラムとパーカッションを1967年から1985年まで担当した。Seth Justmanは1969年から1985年までキーボードとボーカルを務めている。

  • Peter Wolf: vocals
  • J. Geils: guitar
  • Richard “Magic Dick” Salwitz: harmonica
  • Danny “D.K.” Klein: bass, saxophone
  • Stephen Jo Bladd: drums, percussion
  • Seth Justman: keyboards, vocals

音楽的な特徴

このバンドはロックを基本にしながら、初期にはブルースやソウルの要素を強く持っていた。ギター、ハーモニカ、サックスが前に出る編成で、楽曲の土台にはR&B寄りの感触がある。ライブ映えする演奏スタイルでも知られていて、バンドとしてのまとまりと、各楽器の押し引きがはっきりしている。

1980年代に入ると、サウンドはよりポップでニューウェイヴ寄りの方向へ移っていく。特に1981年の10作目のアルバム『Freeze-Frame』では、その変化がはっきりしている。この作品は全米アルバムチャートで4週間1位を記録した。

代表作『Freeze-Frame』と「Centerfold」

『Freeze-Frame』は、バンドの中でも重要な位置にあるアルバムとして扱われることが多い。先行シングル「Centerfold」は、1982年2月に全米シングルチャートで6週連続1位を記録した。The J. Geils Bandにとって唯一の全米ナンバーワン・ヒットだ。

この時期の音作りは、初期のブルース/ソウル寄りの路線から、よりメロディを前面に出したポップな方向へ動いた段階として見られている。バンドの活動の中では、ひとつの到達点として語られることが多い。

解散までの流れ

1983年には、音楽的な方向性をめぐる対立からフロントマンのPeter Wolfが脱退し、自身の持ち分を売却した。その後、バンドはSeth Justmanをリードボーカルに据えて1984年にもう1枚アルバムを発表している。最終的に1985年に解散した。

その後の再結成とバンド名をめぐる話

2009年には再結成されている。さらに2012年には、バンド名の使用をめぐる訴訟が起きた。バンド名の由来となったギタリスト本人のJ. Geilsが、自分抜きで組まれたツアーに「J. Geils Band」の名が使われているとして、Richard Salwitz、Danny Klein、Peter Wolf、Seth Justmanらをボストンの裁判所に提訴した。

バンド名の由来になった本人が、その名前の使用をめぐって他のメンバーと争う形になったのは、かなり珍しい経緯だ。この件は、バンドの歴史をたどるうえで外せない話として残っている。

聴きどころ

The J. Geils Bandを追うなら、まずは初期のブルース/ソウル色が出た曲と、『Freeze-Frame』期のポップな曲を並べて聴くと流れが見えやすい。ギター、ハーモニカ、ボーカルの掛け合いがはっきりしていて、時期による音の変化も追いやすいバンドだ。

活動の中でサウンドの軸を変えながら、1980年代初頭には大きなヒットも残している。ロック・バンドとしての骨格と、時代に合わせた音作りの両方が見えるグループとしてチェックしておきたい。

ジャンル・スタイル

Rock
toast