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The Patron Saints(ザ・パトロン・セインツ)は、1966年にニューヨークで結成されたバンドだ。結成当初は5人編成で、Rolling Stones、Beatles、Jimi Hendrix、Cream、The Butterfield Blues Band、The Doors、Moby Grape、The Yardbirdsなど、60年代中盤のロックを中心に影響を受けていた。
メンバーはEric Bergman、Jonathan Tuttle、Paul D'Altonの3人。現在もこのメンバーで活動を続け、新しい音楽も発表している。
1969年初頭までにバンドは3人編成になり、Jon TuttleとEric Bergmanがオリジナル曲を書き始めた。1969年6月には、Paul D'Altonの実家で録音セッションを行っている。使用した機材は、BergmanとTuttleがそれぞれ持っていたSonyのオープンリール・デッキ2台、Shureのマイク、リヴァーブ内蔵の小型ミキサーなど、民生用の機材だった。
録音は7月15日までに終わり、完成したアルバム『Fohhoh Bohob』は100枚だけ自主プレスされた。家族、友人、レコード会社、ラジオDJに配布されたという。
The Patron Saintsの音楽は、サイケデリック・ロック、プログレッシブ・ロック、フォーク、パワー・ポップ、ホンキートンクといった要素を含む。ウェブ上の情報では、サイケデリック/フォーク・ロックのバンドとして紹介されている。
『Fohhoh Bohob』は、素朴な田園風のサイケデリアと、オリジナル曲を作り進める段階の勢いが残る内容として評価されてきた。制作環境も含めて、家庭用機材で録音された60年代後期のプライベート・プレス作品らしい背景を持っている。
『Fohhoh Bohob』は、1990年代後半に一度再発された。その後、2006年にTime-Lag Recordsから、マスタリングを改善し未発表曲4曲を加えた全16曲のデジパック盤が出ている。さらに、メンバー公認のデラックス再発盤もあり、オリジナル・マスター・テープを使った音源と、1969年の未発表曲を収めた7インチが付属した。
こうした再発の流れからも、オリジナル盤がコレクターの間で注目されてきたことがうかがえる。
メンバーは現在も一緒に演奏を続けていて、新しい音楽も発表している。1960年代に始まったバンドが、今も同じ名前で活動を続けている点はかなり特徴的だ。