Adele - 25 (2015)
Adele 2015

Adele - 25 (2015)

Pop Blues Funk / Soul Ballad Neo Soul Piano Blues

Adele『25』(2015)

イギリスが生んだ現代最高峰のシンガーソングライター、アデル(Adele)が2015年11月にXL Recordingsから発表した通算3作目のスタジオ・アルバム『25』。全世界で3000万枚以上のセールスを記録した前作『21』(2011年)の未曾有の成功から約4年半、声帯手術と長男の出産・育児による休止期間を経て届けられた本作は、ストリーミング全盛の2010年代においてフィジカルを含め世界的な社会現象を巻き起こしたモンスター・アルバムである。

「和解(Make-up)」をテーマにした新たな出発

失恋の生々しい痛みと怒りを叩きつけた前作『21』が「破局(Break-up)のレコード」であったのに対し、アデル自身は本作を「和解(Make-up)のレコード」と位置づけた。過ぎ去った青春への郷愁、時間の経過とともに変化した人間関係、そして母となり大人へと成長した現在の自分自身を受け入れる成熟の視線が、全編を通じて静かに、しかし力強く歌い上げられている。

多彩なトップ・プロデューサー陣との共鳴

制作陣には前作からの盟友ポール・エプワース(Paul Epworth)やライアン・テダー(Ryan Tedder)に加え、現代ポップ界の精鋭が集結した。リード・シングル「Hello」や「Water Under The Bridge」を手掛けたグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)は、壮大なピアノのアルペジオとモダンな音響空間を構築し、アデルの圧倒的な歌唱のダイナミズムを最大限に引き出した。

さらにマックス・マーティン&シェルバックによる軽快なアコースティック・ポップ「Send My Love (To Your New Lover)」、トビアス・ジェッソ・Jrと共作した胸を打つノスタルジック・バラード「When We Were Young」、デンジャー・マウス(Danger Mouse)が手掛けた私小説的な「River Lea」、そしてブルーノ・マーズとの共作によるソウルフルな絶唱「All I Ask」に至るまで、ルーツ・ソウルと2010年代の洗練されたポップ・プロダクションが高次元で融合している。

歴史的セールス記録とグラミー主要部門独占

アルバムの幕開けを告げた「Hello」は、米ビルボードHot 100で初登場1位を飾り、史上初となる週間デジタル・セールス100万ダウンロード超えを達成。アルバム『25』も全米発売初週に338万枚を売り上げ、ニールセン・サウンドスキャン集計史上最多となる初週セールス記録を樹立した。

第59回グラミー賞では、年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲(Hello)の主要3部門を含む、ノミネートされた全5部門を受賞。配信主導へと大きくシフトしていた音楽シーンにおいて、圧倒的な歌の力と普遍的なソングライティングによって世界中を熱狂させた、21世紀ポピュラー音楽史の金字塔である。

トラックリスト

  1. A1 Hello 4:52
  2. A2 Send My Love (To Your New Lover) 3:38
  3. A3 I Miss You 5:45
  4. A4 When We Were Young 4:44
  5. A5 Remedy 3:58
  6. B1 Water Under The Bridge 3:56
  7. B2 River Lea 3:42
  8. B3 Love In The Dark 4:42
  9. B4 Million Years Ago 3:45
  10. B5 All I Ask 4:26
  11. B6 Sweetest Devotion 4:08

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

Adele

Adele

Adeleは、1988年5月5日にイギリス・ロンドンで生まれたシンガーソングライターだ。ジャンルはPop、Jazz、Blues、Funk / Soulにまたがり、スタイルとし...

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