国分友里恵 = ゆりe - Relief 72 Hours (1983)
国分友里恵『Relief 72 Hours』
国分友里恵のデビュー・アルバム『Relief 72 Hours』は、1983年に発表された作品。林哲司がトータル・プロデュースを担当した。国分は山下達郎のツアーのコーラス・メンバーとしても知られ、角松敏生や山下達郎のレコーディングにも参加している。収録曲には「Just a Joke」「スノッブな夜へ」「とばしてTaxi Man」「回転扉」「恋の横顔」「Love Song」などが並ぶ。
制作背景・エピソード
収録曲のうち「Just a Joke」は、有川正沙子が作詞、林哲司と山下正が作曲・編曲を共作した曲としてクレジットされている。
2025年の再発盤紹介では、本作を「ユニークでファンキーな」デビュー作として紹介し、ブラック・コンテンポラリーの色が濃い作品と説明している。曲ごとの整理もされていて、「スノッブな夜へ」「とばしてTaxi Man」「回転扉」がファンク、「恋の横顔」「Just a Joke」がシティ・ポップ、「Love Song」がバラードとして挙げられている。「Love Song」は、2作目『STEPS』の「IN YOUR EYES」に通じる曲として触れられている。
時代の文脈
林哲司は「悲しい色やね」や「真夜中のドア –Stay with me-」などで1980年代の日本のポップスを代表する作曲家として知られ、本作はその林がプロデュースを担った1983年の作品にあたる。国分はその後、1985年に作曲家の岩本正樹と結婚し、1989年には秋元薫とともにフュージョン・バンド「シャンバラ」でツイン・ヴォーカルを務めた。
さらに1995年には、中山美穂へ提供した「ただ泣きたくなるの」(作詞は国分と中山の共作)がドラマ『もしも願いが叶うなら』の主題歌として大ヒットしている。1996年以降はクリスチャンとして活動し、伝統的な賛美歌の歌詞をわかりやすく書き直した作品を発表している。
後年の再評価
本作は海外のレコード店で「最も高く評価されているシティ・ポップ・アルバムのひとつ」と紹介されるようになり、2013年にはCDで再発された。2025年にはGreat Tracks/ソニーから、オリジナル・マスターをもとにBernie Grundmanがマスタリングしたクリア・ネオン・ピンクのアナログ盤でも再発されている。オリジナル盤には帯と歌詞カードが付属していた。
また2021年には、林哲司がBillboard Live OSAKAで稲垣潤一と国分友里恵をゲストに迎えた公演で、「Just a Joke」を披露している。
トラックリスト
- A1 スノッブな夜へ 4:48
- A2 恋の横顔 3:20
- A3 Weekend Love 4:06
- A4 Love Song 4:10
- A5 とばしてTaxi Man 4:35
- B1 回転扉 4:02
- B2 Dancing Tonight 3:07
- B3 パーティーにひとり 4:20
- B4 Just A Joke 3:06
- B5 Last Woman 4:58
動画プレイリスト
このアーティストについて
Yurie Kokubu(国分友里恵)は、日本の歌手・作詞作曲家。1955年1月18日生まれで、1983年にデビューした。夫は岩本正樹。デビュー以降はポップス、フ...
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