Momoko Kikuchi

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Momoko Kikuchi

菊池桃子とは

菊池桃子は、1968年5月4日生まれ、東京都品川区出身の歌手、女優、タレント。1982年に青山の飲食店で音楽事務所関係者にスカウトされ、1984年3月17日公開の映画『パンツの穴』でヒロインを務めたあと、同年4月21日にバップからシングル「青春のいじわる」でアイドル歌手としてデビューした。

1980年代のソロ活動

1980年代のソロ楽曲は、作曲家の林哲司がすべての作曲を担当した。林哲司は、松原みき「真夜中のドア〜Stay With Me」や杉山清貴&オメガトライブなどでも知られる人物で、菊池桃子の楽曲にもAOR、ブギー、シンセ・ポップの要素を持ち込んだ。電子音や軽快なリズム、都会的なコード感を含む曲が多く、当時のアイドル歌謡の中でも方向性がはっきりしている。

1984年から1987年にかけては、「卒業-GRADUATION-」から「アイドルを探せ」まで7作連続でオリコン・シングル・チャート1位を記録している。シングル曲だけでなく、1986年のアルバム『ADVENTURE』に収録された「もう逢えないかもしれない」もよく知られていて、この作品は現在シティ・ポップの代表作のひとつとして扱われることがある。

音楽的な特徴

菊池桃子の音楽は、Electronic、Pop、Funk / Soul の要素を土台に、Boogie、Funk、Synth-pop、Kayōkyoku、City Pop が重なっている。歌謡曲の枠組みに、当時の洋楽寄りのサウンドを合わせた作りが特徴で、特に林哲司の作曲による楽曲では、シンセサイザーの使い方やリズムの置き方に80年代らしい感触が出ている。

アイドル歌手としての活動でありながら、楽曲の編曲や音像はかなり整理されていて、テレビ向けの親しみやすさと、レコードで聴くと細部が見えてくる作りの両方がある。近年のシティ・ポップ再評価の流れでは、このあたりが改めて注目されている。

ラ・ムーでの活動

1988年2月には、自らボーカルを務めるロック・バンド、ラ・ムーを結成した。アイドルからの転身として注目を集めたが、商業的な成功は大きくなく、1989年2月に活動を凍結している。ソロのアイドル歌手としてのイメージとは別に、バンド形式で歌う試みをした時期として押さえておきたい。

その後の活動

その後は女優、タレントとして活動を続けている。2012年3月には法政大学大学院政策創造研究科の修士課程を修了して修士号(政策学)を取得し、戸板女子短期大学の客員教授に就任した。2015年10月には政府の「一億総活躍国民会議」の民間議員にも選ばれている。

再評価の流れ

近年は国内外でシティ・ポップが再び注目される中、1980年代の楽曲が海外でも聴かれるようになり、アナログ盤の再発も行われている。2022年には、林哲司とのタッグが1987年以来35年ぶりに再開した。こうした動きで、80年代のソロ作品を入口に菊池桃子を聴き直す人も増えている。

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