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Black Sugar(ブラック・シュガー)は、1970年にペルーの首都リマで結成されたラテン・ファンク/ジャズ・ロック・バンド。南米ペルーのポピュラー音楽史において最も洗練されたファンク/ソウル/ラテン・ジャズを鳴らした伝説的グループであり、レア・グルーヴ・シーンにおける南米最高峰の至宝として世界中で崇拝されている。
前身バンド「Los Far Fen」を母体に、ギタリストのヴィクトル・"ココ"・サラサール(Victor "Coco" Salazar)と鍵盤奏者のミゲル・"チーノ"・フィゲロア(Miguel "Chino" Figueroa)を中心に結成された。名門レーベルSono Radioの音楽監督を務めていたハイメ・デルガド・アパリシオ(Jaime Delgado Aparicio)に見出され、バンド名を「Black Sugar」へと改名した。
メンバーには名パーカッショニストのココ・ラゴス(Coco Lagos)やボーカルのカルロス・"パチョ"・メヒーア(Carlos "Pacho" Mejía)、実力派ホーンセクションらが集結し、アフロ・ペルーやキューバ由来のリズムと北米の最新ファンク/ロックを融合させる試みをスタートさせた。
1971年にSono Radioから発表されたセルフタイトルのデビュー・アルバム『Black Sugar』は、オープニングを飾るキラー・ファンク「Too Late」をはじめ、哀愁漂うラテン・ソウル「Viajecito」など名曲を満載。サンタナやタワー・オブ・パワー、ブラッド・スウェット&ティアーズにも匹敵する重厚でキレのあるホーンセクション、躍動的なパーカッション、そしてファズを効かせた切れ味鋭いギター・ソロが融合したサウンドは、南米ロック史を塗り替える傑作となった。
1974年には2ndアルバム『Black Sugar II』をリリースし、スティーヴィー・ワンダーのカバーや洗練されたメロウ・ファンクを追求。70年代末に解散するまでに残された録音は決して多くないものの、そのクオリティの高さは群を抜いている。
2000年代以降、欧米の熱心なレーベルによるリイシューや世界的なDJ/コレクター・カルチャーを通じて国際的な再評価が爆発。南米ラテン・ファンク屈指のクラシックとして、いまや世界のレア・グルーヴ/クラブ・ジャズ・シーンにおいて欠かせないマスターピースとして燦然と輝き続けている。