Steve Elliott - Completion Of A Miracle (1982)
Steve Elliott『Completion Of A Miracle』について
『Completion Of A Miracle』は、USのR&B/ゴスペル系ミュージシャン、Steve Elliottによる1982年の作品だ。レーベルはColorado拠点のSatin Recordsで、同レーベルの1980年代ソウル作品の一枚として出ている。ジャンル表記はElectronic、Funk / Soul、スタイル表記はFunk、Soul、Discoとなっている。
Steve Elliottは、1954年2月5日生まれのアメリカ人R&B/ゴスペル・ミュージシャンで、Pasadena, California出身。関連サイトとしては https://www.stevenesloan.com/ が案内されている。
作品の位置づけ
この時期のUSソウル/ディスコ周辺では、ファンクのリズム感とシンセを使った電子的な質感を組み合わせた作品が少なくない。『Completion Of A Miracle』も、そうした1982年らしい空気を持つタイトルとして捉えやすい。Satin Records自体が1980年代ソウルのレーベルとして知られている点も、この作品の輪郭をはっきりさせている。
Steve Elliottのディスコグラフィーの中で本作がどういう位置にあるかを細かく断定できる材料は多くないが、少なくとも1982年時点の彼の活動を示す記録として見るのが自然だ。R&Bとゴスペルを背景に持つアーティストが、当時のソウル/ディスコの文法に近い形へ寄せていった一枚、と整理できる。
サウンドの印象
実際に聴いた印象として語れる情報は限られるが、表記上はElectronicを含むため、バンド主体の生音だけで押し切るタイプではなく、鍵盤や電子音の存在感が前に出る作りが想像しやすい。Funk / Soulの土台にDiscoの推進力が乗る構成は、この年代のUSソウル作品でよく見られる流れだ。
曲単位のヒット曲や代表曲については、確認できる情報がない。アルバム全体として聴かれるタイプの作品として扱うのがよさそうだ。
同時代とのつながり
1982年のUSソウル/ファンク周辺は、70年代ディスコの残り香と、80年代的なシンセ・サウンドの入り口が重なる時期でもある。こうした文脈では、より洗練されたダンス・ソウルを展開したアーティスト群と並べて語られやすい。たとえば、モダン・ソウル寄りの流れや、ファンクのリズムを保ったまま音像を更新していく作品群との接点が見えやすい。
まとめ
『Completion Of A Miracle』は、1982年のUSソウル/ファンク/ディスコの空気を持つSteve Elliottの作品だ。R&Bとゴスペルを背景にしたアーティスト像、Satin Recordsという1980年代ソウル系レーベル、Electronicを含むジャンル表記が、このレコードの輪郭を作っている。派手な逸話が残るタイプというより、その時代のソウルの手触りを伝える一枚として見るのがしっくりくる。
トラックリスト
- A1-A Crying 6:10
- A1-B Uncredited Musical Interlude I
- A2 Easy Come (Instrumental) 4:43
- A3-A Wake Up 3:52
- A3-B Uncredited Musical Interlude II
- A4 Let's Make Love 5:17
- B1 Completion Of A Miracle 3:38
- B2 You Touched Me 3:36
- B3-A Next Time (Instrumental) 4:15
- B3-B Uncredited Musical Interlude III
- B4 Certain People 5:05
関連動画
- Steve Elliott – Completion Of A Miracle [Full Album]
- Steve Elliott - Wake Up (1982)
- Steve Elliott - Interlude