Stonebolt - Stonebolt (1978)
Stonebolt 1978

Stonebolt - Stonebolt (1978)

Rock

Stonebolt『Stonebolt』

カナダ・バンクーバー出身のStoneboltが1978年に発表したセルフタイトル作。Parachute Recordsからの登場で、同年の日本盤には4ページの和英ブックレットと帯が付いている。バンドはRay Roper、David Jay Wills、Dan Atchison、John Webster、Brian Lousleyの編成で紹介されており、のちにLewis Nitikmanもメンバーとして記録されている。

制作背景・エピソード

Stoneboltは1976年、プロデューサーのElliot Mazerのサンフランシスコ・スタジオでデモを録音したとされる。その後、Johnny Riversのロード・マネージャーだったWalter Stewartの目に留まり、Parachute Recordsと契約したという流れが確認できる。デビュー作となるこの『Stonebolt』は、その経緯の中でまとまったアルバムで、少なくともシングル「I Will Still Love You」ではWalter Stewartがプロデュースとアレンジに関与した資料がある。制作の中心に、バンド側の演奏と制作陣の役割が並んでいたことがうかがえる。

収録曲の中では「Was It You」から「I Will Still Love You」へ続く流れが、後年の回顧レビューで取り上げられている。Goldmine誌系の紹介では、前者のキャッチーさと、後者の広い認知が並べて語られていた。こうした点からも、この作品ではアルバム全体の構成とシングルの扱いが、はっきり意識されていたことが見える。

時代の文脈

Stoneboltは1970年代後半のカナダ西海岸のロック・シーンに位置づけられるバンドで、Cash Boxは1979年初頭の記事で、バンクーバー勢が米国でも初期の評価と成功を得ていたとまとめている。AllMusicも、カナダでラジオ人気を持ち、「I Will Still Love You」のヒットで国際的に知られるようになったと記している。

このアルバムは、カナダ産のAOR/ポップロックが北米市場へ進出していく流れの中で出た一枚として扱われている。タイトル曲を含むデビュー作でありながら、単なる地元盤ではなく、シングルの反応を通じて外部へ広がっていった点が特徴的だ。代表曲「I Will Still Love You」はBillboard Hot 100で最高29位、Easy Listeningで20位まで上昇し、カナダのシングル・チャートでも19位まで伸びたとされる。

レビューでは、StoneboltをAOR寄りのメロディアス・ロックとして捉える見方があり、分厚いハーモニーやフックの強い旋律、ラジオ向きのポップ感が評価の中心に置かれている。とくに冒頭の流れに触れる回顧が目立ち、アルバムの入口で示される曲の並びが印象に残る作品として語られている。

作品の輪郭

『Stonebolt』は、1978年の時点でバンドが持っていた楽曲と制作体制を、そのまま記録したデビュー・アルバム。Parachute Recordsからのリリースで、のちに広く知られる「I Will Still Love You」を含む初期のまとまりとして残っている。カナダのバンドが北米の市場へ出ていく過程、その入口に置かれた作品として整理できる。

トラックリスト

  1. A1 Was It You
  2. A2 I Will Still Love You`
  3. A3 One Man's Heartache
  4. A4 Sail On
  5. B1 The Shadow
  6. B2 Do It Right (Do It Again)
  7. B3 Singin' In The Street
  8. B4 Queen Of The Night
  9. B5 Stay In Line

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

Stonebolt

Stonebolt

Stonebolt(ストーンボルト)は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー出身のメロディック・ロック/AORバンド。1970年代後半から1980年代...

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