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Amanda Learは、フランスで活動したモデル、歌手、作詞家、テレビ司会者、女優、画家だ。電子音楽の文脈では、ディスコとシンセ・ポップを軸にした作品で知られている。1970年代後半から1980年代初頭にかけて、主にヨーロッパ大陸と北欧でヒットを重ね、ディスコ時代の代表的な存在として扱われている。
南フランスで育ち、いったんは画家を目指してパリへ移った。その後はトップ・モデルとして活動し、1960年代半ばのスウィンギング・ロンドンでも注目を集めた。Salvador Dalíのミューズとしても知られ、Roxy Musicの2作目『For Your Pleasure』(1973年)では、黒豹を連れた女性としてジャケットに登場している。David Bowieから歌手の道を勧められたことが、音楽活動を始めるきっかけになったとされる。
歌手としてのデビューは1975年で、Elvis Presleyの「Trouble」のカヴァーだった。イギリスでは大きな反応を得なかったが、フランス語版の「La Bagarre」は西ドイツで小ヒットした。その後、Ariolaと7年6作の契約を結び、主にプロデューサーのAnthony Monnと組んで作品を発表していく。
1977年のデビュー・アルバム『I Am A Photograph』からは「Blood And Honey」「Tomorrow」がヒットし、「Tomorrow」はイタリアで1位を記録した。続く『Sweet Revenge』(1978年)には代表曲「Follow Me」が収録され、西ドイツとフランスでゴールド・ディスクに認定されている。売上は400万枚以上とも伝えられている。
その後の『Never Trust A Pretty Face』(1979年)ではダンス曲だけでなくバラードも取り入れ、『Diamonds For Breakfast』(1980年)はスウェーデンとノルウェーでトップ10入りした。1970年代後半から80年代初頭にかけての彼女の名前は、ヨーロッパのディスコ・シーンと強く結びついている。
Amanda Learの作品は、豪華なディスコにシュラーガー、キッチュ、キャンプの要素を重ねた構成で知られている。シンセ・ポップの要素も加わり、華やかなダンス・トラックと、歌詞や演出に遊びを感じる楽曲が並ぶ。初期には、自分に向けられた性別に関する噂を逆手に取り、「Fabulous (Lover, Love Me)」「If I Was A Boy」「I’m A Mistery」などでその話題に触れていた。
そのやり方は、単なるゴシップの消費にとどまらず、ステージ上のキャラクター作りやイメージ戦略として機能していた。ディスコの枠に収まりきらない見せ方をしていた点が、彼女の音楽活動の特徴になっている。
1980年代半ば以降はテレビに重心を移し、イタリアの『Premiatissima』『W le donne』などで司会を務めた。フランスやドイツでも番組を担当し、メディア・パーソナリティとして定着していく。女優としては、映画よりも舞台での活動が中心だ。
本人が「最大の情熱」と語る絵画も続けており、2006年にはフランス文化省から芸術文化勲章を受けている。音楽だけでなく、モデル、テレビ、舞台、絵画をまたいで活動してきた点も、この人物像を形づくっている。