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Azitis(アジティス)は、アメリカ・カリフォルニア州サクラメントで1966年に結成されたサイケデリック・ロック/クリスチャン・ロック・バンドだ。活動初期は「Help」という名前で動いていたが、同名のイギリスのバンドがいたため改名した経緯がある。バンド名のAzitisは「As It Is」に由来し、「AZZ'-it-iz」と発音される。
Azitisは、1971年に唯一のアルバム『Help』をサクラメントのローカル・レーベル、Elco Recordsからリリースしている。この作品は自主制作盤で、初回プレスはおよそ1000枚程度だったとされる。旧バンド名の「Help」がそのままアルバム・タイトルに使われたのは、改名後もジャケットやアートワークの準備が進んでいたためだ。
『Help』では、ハモンド・オルガン、ファズ・ギター、ワウ・エフェクト、フルート、ヴォーカル・ハーモニーが前面に出ている。演奏はヘヴィなサイケデリック・ロックを基調にしつつ、後のプログレッシヴ・ロックにつながる要素も含んでいる。オルガン主体のアレンジと、ギターやフルートの入り方がはっきりしていて、曲ごとの構成も比較的わかりやすい。
歌詞面では、創世記、預言、ヨハネの黙示録など、聖書に関わる題材が使われている。内容は終末や救済に触れるものが中心で、当時のジーザス・ミュージックやクリスチャン・サイケの流れと重なる部分がある。
『Help』は、オリジナル盤の流通数が少なく、サイケデリック・ロックのコレクターの間で長く注目されてきた。音楽性だけでなく、少数プレスの自主制作盤という点もあって、現在ではカルト盤として扱われている。サイケデリック/アシッド・ロックの文脈で語られることが多く、クリスチャン・ロックの側面から見ても重要な作品として知られている。