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Strawberry Pathは、日本のロック史の初期に登場したハード・ロック/プログレッシブ・ロック系のユニットだ。1971年に成毛滋とつのだ☆ひろを中心に結成され、のちに日本のプログレ・バンドとして知られるフライド・エッグの前身として扱われている。
メンバーは、ギターやキーボード、ベースを担当した成毛滋、ドラムスとボーカルを担当したつのだ☆ひろ、そしてレコーディングに参加したエト・イサオなどが挙げられる。活動期間は長くなく、残した作品も多くないが、日本の70年代ロックを語るうえで名前が出てくる存在だ。
ウェブ上の情報では、ストロベリー・パスは、ザ・フィンガーズのギタリストとして知られた成毛滋と、フード・ブレインを脱退した直後のつのだ☆ひろが1970年代初頭に結成したユニットとされている。最初は柳ジョージをベースに加えた3人編成で、「ジプシー・アイズ」と名乗っていた時期があった。その後、柳が多忙になったことなどから、成毛とつのだの2人組に落ち着いた。
この編成では、成毛がギター、キーボード、ベースを担当し、つのだがドラムスとボーカルを担当していた。少人数でかなり広い役割を分担していたことがわかる。
1971年6月25日、ストロベリー・パスはフィリップス・レコードから唯一のアルバム『大烏が地球にやってきた日(When the Raven Has Come to the Earth)』を発表した。この作品には、ベースのエト・イサオ、1曲目でボーカルを務めた柳ジョージ、フルートの中谷望らが参加している。
音楽的には、英語詞によるハード・ロックとプログレッシブ・ロックを軸にした作りになっている。ブリティッシュ・ハード・ロックの語法を土台にしつつ、ビートルズやローリング・ストーンズの影響も感じられる、という説明がされている。サイケデリック・ロック、ブルース・ロック、プログ・ロック、ハード・ロックが重なるタイプの作品として整理しやすい。
このアルバムには、のちにつのだ☆ひろの代表曲になる「メリー・ジェーン」が初めて収録されている点も重要だ。
ストロベリー・パスの音は、ハードなギターを中心にしたロックを土台にしながら、70年代初頭の日本のロックが模索していた要素をまとめたものとして見られている。プロフィールでは「hard psych rock」とされ、ブルース由来のフレーズと、当時のプログレッシブ・ロックの構成感が重なっている。
成毛滋は、ザ・フィンガーズで知られるギタリストとしての経験を持ち、つのだ☆ひろはフード・ブレインでの活動を経て参加している。そうした背景もあって、演奏面には日本のGS以後の流れと、洋楽ロックの影響が同時に見える。
ストロベリー・パスは、その後、高中正義をベースに迎えた3人編成へ移行し、フライド・エッグへ発展した。ストロベリー・パス自体は自然消滅しているが、フライド・エッグは1970年代初頭の日本のハード・ロック/プログレッシブ・ロックを代表するバンドのひとつとして知られている。
そのため、ストロベリー・パスは単独の活動だけでなく、次のバンドへつながる前段階としても見られることが多い。日本のロックが独自の方向を探していた時期の記録として、今でも参照される存在だ。
短い活動ながら、ストロベリー・パスは70年代日本ロックの分岐点に置かれることが多いユニットだ。アルバム1枚で終わっているからこそ、その音の輪郭がはっきり残っている。