Azymuth

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Azymuth

Azymuthとは

Azymuth(アジムス)は、ブラジル・リオデジャネイロ出身のジャズ・ファンク/フュージョン・トリオだ。中心メンバーは、キーボードのJosé Roberto Bertrami、ベースのAlex Malheiros、ドラムス/パーカッションのIvan "Mamão" Contiで、リオのボサノヴァやジャズの現場で活動していた3人が集まって始まった。

もともとは同じコパカバーナのブロックに住んでいた3人で、BertramiがMalheirosとContiを誘ったことからグループが動き出した。最初は1960年代末にProjeto III名義で一緒に録音し、1972年にはSom Ambiente名義でカバー曲中心のアルバムを出している。1973年にバンド名をAzymuthへ変更した。名前はMarcos ValleとPaulo Sérgio Valleの曲に由来している。

活動の流れ

1975年にデビュー・アルバム『Azimüth』を発表し、「Linha Do Horizonte」がヒットした。1977年の『Águia Não Come Mosca』では現在の綴りであるAzymuthが定着し、「Vôo Sobre O Horizonte」がテレビドラマ『Locomotivas』に使われている。

同じ1977年にはモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演し、その後のアメリカ・ツアーや1979年のMilestone Recordsとの契約につながった。Milestone期の『Light As A Feather』(1979年)に収録された「Jazz Carnival」は、1980年1月に全英シングル・チャート19位を記録している。1980年の「Dear Limmertz」も定番曲として知られている。

1980年代には拠点をアメリカに移し、ブラジルでは未発売だった作品も含めて複数のアルバムを制作した。Azymuthはこの時期、サンバ、ファンク、ジャズを混ぜた自分たちのスタイルを「MPB-jazz」と呼んでいた。

音楽的な特徴

Azymuthの音楽は、ジャズ、ファンク、ソウル、ラテンの要素を持ちながら、サンバとMPBを土台にしている。編成はトリオ中心で、キーボード、ベース、ドラム/パーカッションの3人がそれぞれの役割をはっきり担う形だ。

演奏面では、Bertramiの鍵盤、Malheirosのベース、Contiのリズムが曲の中で細かく噛み合う作りになっている。フュージョン寄りの曲でもブラジル音楽のリズム感が前に出ていて、ジャズの即興性だけに寄らないのが特徴だ。

メンバーチェンジとその後

主要な作曲者だったBertramiは1988年に脱退し、Jota MoraesやMarinho Boffaが後任を務めた。その後、1990年代半ばにBertramiが復帰し、ロンドンのレーベルFar Out Recordingsと契約して活動を続けた。

2012年にBertramiが亡くなった後は、2015年にKiko Continentinoがキーボードで加入している。さらに2023年4月17日にIvan Contiが亡くなり、その後はRenato "Massa" Calmonが後任ドラマーとして加わった。

外部とのつながりと影響

Azymuthは、1973年にMarcos Valleのアルバム『Previsão Do Tempo』でも演奏している。こうした周辺の仕事も含めて、ブラジル音楽の現場で存在感を持っていたグループだ。

また、2020年にはAdrian YoungeとAli Shaheed Muhammadが主宰するJazz Is Deadシリーズの第4弾『Azymuth JID004』に参加している。こうした再評価の流れからも、Azymuthの音楽が現在のDJ文化やクラブ・カルチャーにも接続していることが見えてくる。

50年近くにわたって活動を続け、ブラジリアン・フュージョンを広く知られる存在にしたグループとして、今も各時代のリスナーに聴かれている。

主なメンバー

  • Alex Malheiros
  • Ivan Conti
  • Fernando Moraes
  • Jota Moraes
  • José Roberto Bertrami
  • Marinho Boffa
  • Kiko Continentino
  • Renato "Massa" Calmon

参考リンク

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Jazz Latin Fusion MPB Samba
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