Bootsy's Rubber Band

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Bootsy's Rubber Band

Bootsy's Rubber Bandとは

Bootsy's Rubber Band(ブーツィーズ・ラバー・バンド)は、Parliament-Funkadelicのベーシスト、Bootsy Collinsが1976年に結成して率いたP-Funk系のバンドだ。Funk / Soulを土台にしつつ、P.Funkらしい分厚いグルーヴとキャラクター性の強い演出を前面に出して活動した。

結成までの流れ

Bootsy Collinsはシンシナティ出身で、10代の頃に兄のCatfish CollinsとPacemakersを組んでいる。1970年にはJames Brownのバック・バンド、J.B.'sの一員として「Get Up (I Feel Like Being a) Sex Machine」や「Super Bad」などの録音に参加した。ここでJames Brownから「常にワンを叩け」と教わったことが、Bootsyのベース・スタイルの土台になったとされる。

その後、1972年ごろにGeorge ClintonのP-Funkに加わり、そこでの活動を経て自分のバンドを立ち上げたのがBootsy's Rubber Bandだ。

メンバー構成

中心人物はBootsy Collinsで、ベースとボーカルを担当した。初期メンバーには、兄のCatfish Collins(ギター)、Frank Waddy / Frankie "Kash" Waddy(ドラムス)、Gary "Mudbone" CooperとRobert "P-Nut" Johnson(ボーカル)、そしてホーン・セクションのThe Horny Hornsがいた。ホーン陣にはFred Wesley、Maceo Parker、Richard Griffith、Rick Gardner、Frederick Allenらが含まれる。

キーボードは当初Frederick Allenが担当し、1977年にJoel "Razor" Johnsonへ交代した。女性ボーカルはLeslyn Baileyが参加していたが、デビュー作の後にバンドを離れている。

活動歴と作品

George Clintonの後押しを受けてWarner Bros.と契約し、1976年から1979年にかけて4枚のアルバムを発表した。

  • 『Stretchin' Out In Bootsy's Rubber Band』(1976年)
  • 『Ahh... The Name Is Bootsy, Baby!』(1977年)
  • 『Bootsy? Player Of The Year』(1978年)
  • 『This Boot Is Made For Fonk-N』(1979年)

デビュー作『Stretchin' Out In Bootsy's Rubber Band』はデトロイトのUnited Sound Systemsで録音され、ParliamentやFunkadelicの作品とほぼ同時期に制作された。Brecker兄弟らも参加していて、R&Bアルバム・チャートでは10位を記録している。

続く『Bootsy? Player Of The Year』はR&Bアルバム・チャートで1位を獲得し、収録曲「Bootzilla」もR&Bシングル・チャートで1位になった。1979年の『This Boot Is Made For Fonk-N』まで、短い期間にまとまった作品群を残している。

その後は1982年と1990年に12インチ・シングルを発表し、1994年にはオリジナル・メンバーの多くを集めてBootsy's New Rubber Bandとして再始動した。

音楽的特徴

Bootsy's Rubber Bandの特徴としてまず挙がるのは、Bootsy Collinsのベースだ。James Brownの現場で身につけた「1拍目を強く出す」感覚が、P.Funkの中でさらに拡張されている。低音の押し出しが強く、リズムの芯がはっきりしているのがこのバンドの大きな軸だ。

もうひとつは、ホーン・セクションの使い方だ。Fred WesleyやMaceo Parkerを含むHorny Hornsが入ることで、リフとブラスが絡み合う構成になっている。ファンクのリズム隊だけで押すのではなく、ホーンでフレーズを刻みながら展開していく作りが目立つ。

さらに、Bootsyの「スペース・ベース」や、Casper the Funky Ghost、Bootzillaといった分身キャラクターもバンドの重要な要素だ。音だけでなく、名前や見せ方まで含めてP.Funkの世界観を支えていた。

影響とサンプリング

Bootsy's Rubber Bandの楽曲、とくに「I'd Rather Be With You」などのスロー・ナンバーは、後のヒップホップで繰り返しサンプリングされている。ウェブ情報では、Childish Gambinoの「Redbone」にも引用がある。

Bootsy Collins本人は1997年にParliament-Funkadelicの一員としてロックの殿堂入りを果たし、2020年にはRolling Stone誌の「史上最も偉大なベーシスト」で4位に選ばれている。Bootsy's Rubber Bandは、そのベース・プレイとP.Funk的なバンド・コンセプトをまとめて示したグループとして見ておくと整理しやすい。

チェックしておきたいポイント

  • Bootsy CollinsはJames Brown、George Clintonの流れを通って自分のバンドを作った
  • Catfish Collins、Frank Waddy、Maceo Parker、Fred Wesleyらが参加している
  • 1976年から1979年にかけてWarner Bros.から4枚のアルバムを出した
  • 「Bootzilla」「I'd Rather Be With You」などが後年のサンプリング元として使われた
  • 1994年にBootsy's New Rubber Bandとして再始動している

ジャンル・スタイル

Funk / Soul P.Funk
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