Bootsy's Rubber Band - Ahh...The Name Is Bootsy, Baby! (1977)
Bootsy's Rubber Band 1977

Bootsy's Rubber Band - Ahh...The Name Is Bootsy, Baby! (1977)

Funk / Soul P.Funk

Bootsy's Rubber Band『Ahh...The Name Is Bootsy, Baby!』

Bootsy's Rubber Bandの『Ahh...The Name Is Bootsy, Baby!』は、1977年にワーナー・ブラザースから出た2作目のアルバム。ブーツィー・コリンズとジョージ・クリントンがプロデュースを担当し、全8曲を共作している。アレンジ表記は「Bootsy and Casper」で、どちらもWilliam Collinsとしてのブーツィーが使い分けた名義。録音はP-Funk Earth Tourの合間に、デトロイトのUnited Sound SystemsとハリウッドのHollywood Sound Recordersで行われた。

制作背景と参加ミュージシャン

参加メンバーには、兄のCatfish Collins、Frankie “Kash” Waddy、Joel “Razor” Johnson、Gary “Mudbone” Cooper、Robert “P-Nut” Johnsonら、ラバー・バンドの面々がいた。そこに加えて、Bernie Worrell、Gary Shider、Michael Hampton、Glenn Goins、Jerome BraileyといったP-Funk勢、さらにホーンではFred Wesley、Maceo Parker、RandyとMichael Breckerが参加している。

クリントンは、この2作目で「ブーツィーというキャラクターがはっきりと焦点を結んだ」と語っている。鏡面の星形サングラスと特注の星形ベースをトレードマークに、彼をカートゥーン的な方向へ押し広げつつ、ロマンティックな存在としての説得力も保つ必要があったという。曲名の「Rubber Duckie」は、リスナーがテディ・ペンダーグラスのレコードと混同しないようにするための工夫として説明されている。

「The Pinocchio Theory」の歌詞にある「Don't fake the funk or your nose will grow」は、ブーツィーが「自分が蒔いた種は自分で刈り取るということ」と説明している。クリントンによると、ブーツィーは書いた時点でピノキオのことを知らず、後で映画を観て「ディズニーがP-Funkをパクった」と思ったという。なお、この曲ではブーツィーが間違ったタイミングで「Sang!」と叫び、「Oh!」と漏らした場面がそのままミックスに残されている。

時代の文脈

ブーツィーは1970年代初頭、ジェームス・ブラウンのバック・バンドである初代J.B.'sに参加し、「Sex Machine」「Super Bad」などに関わったのち、1972年にデトロイトへ移り、ジョージ・クリントンのパーラメント/ファンカデリックに加わった。本作は、その流れの中で自身のラバー・バンドを前面に出した作品になる。BillboardのR&Bアルバム・チャートでは1位を記録し、P-Funk関連作として初めてR&Bアルバム1位に到達したアルバムでもある。

録音時の顔ぶれを見ると、P-Funkの中核に加えて、Fred WesleyやMaceo Parker、Brecker兄弟まで入っており、当時の制作体制の広がりがそのまま残っている。ワーナー・ブラザースからのリリースで、ゲートフォールド・ジャケットとプロモ用のインナー・スリーブ付きという仕様も記録されている。

後世への影響

「The Pinocchio Theory」の一節からは、P-Funk神話の悪役キャラクター、Sir Nose D'Voidoffunkが生まれた。これはパーラメントの『Funkentelechy Vs. the Placebo Syndrome』に登場し、「Sir Nose D'Voidoffunk (Pay Attention – B3M)」へつながっていく。

表題曲は、イージー・Eの1988年の「We Want Eazy」に影響を与えたとされ、そのミュージック・ビデオにはブーツィー本人も出演している。ジョージ・クリントンは後年、本作を当時関わったアルバムの中でもハイライトの一つで、「時代のはるか先を行っていた」「商業的な音楽と芸術的な音楽を組み合わせるほぼ完璧なお手本」と振り返っている。

評価とチャート

批評面では、ロバート・クリストガウがB+、Rolling Stone誌も好意的に評し、AllMusicは5点満点中4.5を付けている。チャートではBillboard 200で16位、R&Bアルバム・チャートで1位、ゴールド・ディスク認定。シングル「The Pinocchio Theory」はR&Bチャート6位、「Can't Stay Away」は19位を記録している。

トラックリスト

  1. El Uno - A Friendly Boo
  2. A1 Ahh...The Name Is Bootsy, Baby! 6:52
  3. A2 The Pinocchio Theory 6:08
  4. A3 Rubber Duckie 3:18
  5. A4 Preview Side Too 0:56
  6. Un Dos - Geepieland Music
  7. B1 What's A Telephone Bill? 5:58
  8. B2 Munchies For Your Love 9:39
  9. B3 Can't Stay Away 5:28
  10. B4 Reprise: We Want Bootsy 0:20

動画プレイリスト

公開: 2026年10月

このアーティストについて

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Bootsy's Rubber Band(ブーツィーズ・ラバー・バンド)は、Parliament-Funkadelicのベーシスト、Bootsy Collinsが1976年に結成して率いたP-Funk系の...

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