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Charles Bradley(チャールズ・ブラッドリー、1948年11月5日 - 2017年9月23日)は、アメリカ・フロリダ州ゲインズビル出身、ニューヨーク・ブルックリン育ちのソウル/ファンク/R&Bシンガーだ。「The Screaming Eagle of Soul(魂の叫ぶ鷲)」の異名を持ち、全身全霊の咆哮と深い慈愛に満ちた歌声で世界中を魅了した。
幼少期をフロリダで祖母と過ごし、後にブルックリンへ移住。14歳のときにアポロ・シアターでジェームス・ブラウンのステージを観て衝撃を受け、歌手を志した。
しかし人生の大半は極貧の料理人生活、野宿、大病、そして最愛の兄弟の射殺事件など、苦難の連続だった。ブルックリンの小さなクラブでジェームス・ブラウンの物まね芸「Black Velvet」として歌っていたところ、ダップトーン・レコードの共同創設者ガブリエル・ロスとギタリスト/プロデューサーのトーマス・ブレネックに見出され、62歳にして奇跡のメジャー・デビューへの道が開かれた。
2011年、メナハン・ストリート・バンドをバックにしたデビュー・アルバム『No Time for Dreaming』を発表した。62歳の新人歌手が放つ、人生の辛酸と悲哀が刻み込まれた本物のヴィンテージ・ソウルは、全世界の音楽シーンに大きな衝撃を与えた。
彼の劇的な人生と遅咲きの成功を追ったドキュメンタリー映画『Charles Bradley: Soul of America』(2012年)も高い評価を獲得した。
2013年には2作目『Victim of Love』をリリースし、魂のこもったライブで世界的なフェスティバルを席巻した。
2016年の3作目『Changes』では、ブラック・サバスのバラード「Changes」を亡き母への追悼歌として魂の底から熱唱。そのカバーは歴史的名演として絶賛され、世界中のリスナーの胸を打った。
Charles Bradleyのライブは、叫ぶような熱唱と細やかな感情表現、そして何よりも聴き手への無償の愛にあふれていた。演奏が終わると必ず客席に降り立ち、ファン一人ひとりと涙を流しながら抱擁を交わす姿は伝説となった。
2017年9月23日、胃がんのためブルックリンにて68歳で逝去。2018年には未発表音源をまとめたアルバム『Black Velvet』がリリースされた。長い下積みの苦悩をすべて歌の力へと昇華させた不世出のソウル・シンガーとして、今も人々の記憶に刻まれている。