Karin Jones

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Karin Jones

Karin Jonesとは

Karin Jones(カリン・ジョーンズ)は、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の女性ソウル/R&Bシンガーだ。音楽性は洗練されたソウル、ディスコ、ブギー寄りのサウンドで知られている。

彼女の名前が広く知られるきっかけになったのは、1982年にHandshake Recordsから出した唯一のソロ・アルバム『Under the Influence of Love』だ。作品数は多くないが、この1枚が80年代初頭のモダン・ソウル/アーバン・ディスコの重要盤として扱われている。

フィラデルフィアからマーヴィン・ゲイの現場へ

Karin Jonesはフィラデルフィアで育ち、1976年にスティーヴィー・ワンダーの人脈を通じてオーディションを受け、マーヴィン・ゲイのバッキング・ボーカリストに抜擢された。

その後はマーヴィン・ゲイのツアーに参加し、1977年の「Got to Give It Up」でもバック・ボーカルを務めている。ロンドン・パラディウム公演を含むステージにも帯同していて、ソロ活動の前に現場経験を積んでいた。

さらにその後は、モータウン傘下のJobete関連をはじめとするセッション・シンガーとしても活動した。表に出るソロ歌手というより、まず現場で信頼を集める歌い手だった。

唯一のソロ・アルバム『Under the Influence of Love』

1982年にリリースされた『Under the Influence of Love』は、Karin Jonesの唯一のソロ・アルバムだ。Handshake Records and Tapesから出ていて、制作陣にも当時のフィラデルフィア・ソウル周辺の人脈が集まっている。

  • プロデュース: Howard King、Jim Tyrrell、Bruce Hawes、Eddie Levert ほか
  • アレンジ: Dennis Williams、Dunn Pearson Jr.
  • 参加者: The O'JaysのEddie Levert ほか

収録曲では、タイトル曲「Under the Influence of Love」をはじめ、「Last Night in My Dreams」「So Right」などが目立つ。どれも80年代初頭らしいモダン・ソウル、ブギー、ディスコの流れにある曲で、派手に振り切るというより、リズムと歌のバランスをきっちり作り込んだタイプの作品だ。

また、Eddie Levertとのデュエット「Ready, Ready Love」では、Karin Jonesの歌声の強さと、相手と掛け合う場面での安定感がはっきり出ている。

歌声とサウンドの特徴

Karin Jonesの音源でまず目立つのは、歌が前に出る作りだ。バック・ボーカル経験のあるシンガーらしく、声の置き方に無理が少ない。リズムの上で歌を運ぶ感覚があり、ブギー寄りのトラックでも歌が埋もれにくい。

『Under the Influence of Love』のサウンドは、ソウルの歌心を残しながら、当時のクラブ向けの質感も入っている。ベース、ドラム、キーボードの動きが整理されていて、ダンス・ミュージックとしても聴ける作りになっている。

早すぎる死と後年の再評価

Karin Jonesは、1984年頃に糖尿病性昏睡のためフィラデルフィアで若くして亡くなった。ソロ作はこの1枚だけに終わったが、その後も『Under the Influence of Love』は再評価が続いている。

特にソウル・コレクターやDJのあいだでは、80年代モダン・ソウル/ブギーの決定盤のひとつとして扱われることが多い。アルバム1枚だけで名前が残るケースだが、内容の密度が高く、後年のリイシューによって改めて聴かれる機会も増えている。

フィラデルフィアのソウル史、マーヴィン・ゲイ周辺のバックグラウンド、80年代初頭のブギー/モダン・ソウルの流れをつなぐ存在として、Karin Jonesは重要な足跡を残している。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Disco Soul
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