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Dennis Coffey And The Detroit Guitar Bandは、デトロイトのギタリスト、デニス・コフィーの名義で活動したグループだ。ジャンルはロック、ジャズ、ファンク/ソウルにまたがり、スタイルとしてはジャズ・ファンク、ソウル・ジャズが挙げられる。
デトロイトのスタジオ・ミュージシャンを軸にした編成で、モータウンのファンク・ブラザーズの面々が多く加わっている。
デニス・コフィーは1955年、15歳で初めてレコーディング・セッションに参加した。60年代末にはモータウンのスタジオ・バンド、ファンク・ブラザーズの一員として数多くの録音でギターを弾いている。
ノーマン・ホイットフィールドがプロデュースしたテンプテーションズの「Cloud Nine」「Ball of Confusion」「Psychedelic Shack」では、ディストーション、エコープレックス、ワウを使ったギターを入れている。エドウィン・スターの「War」やフリーダ・ペインの「Band of Gold」にも参加した。さらに、マイク・セオドアとともにシクスト・ロドリゲスを見出し、『Cold Fact』(1970年)ではリード・ギターを担当している。
この名義での代表作は、1971年にSussexから出たアルバム『Evolution』だ。コフィーにとっては2作目のアルバムで、プロデュースはマイク・セオドア、録音はデトロイトのGMスタジオで行われた。
この作品では、コフィーがアルト・ギターとシタール、ジョー・ポドーセックがバリトン・ギター、レア・アースのレイ・モネットがテナー・ギターを担当し、音域の違うギターを重ねている。そこにファズ、ワウ、サステインのペダルを通した音が加わり、サイケデリックなファンクの形になっている。
ファンク・ブラザーズからは、ベースにボブ・バビット、ドラムにユリエル・ジョーンズとリチャード・“ピストル”・アレン、ピアノにアール・ヴァン・ダイク、コンガに“ボンゴ”・エディ・ブラウン、タンバリンにジャック・アシュフォードが参加している。
シングル「Scorpio」は、最初は売れず、ラジオでもかからなかったが、アンダーグラウンドのダンス・シーンで火がついた(WDETのサム・ボービアンによる)。その後Billboard Hot 100で6位、R&Bチャートで9位を記録し、ミリオンセラーになった。RIAAのゴールド・ディスクも獲得している。
冒頭のギター・ラインは、9本のリフを3オクターブにわたって重ねて作られている。1972年1月8日には、コフィーが白人アーティストとして初めて『ソウル・トレイン』に出演し、この曲を演奏した。続くシングル「Taurus」もデトロイト・ギター・バンド名義で出されている。
「Scorpio」のドラム・ブレイクは、ヒップホップでよくサンプリングされたブレイクのひとつとして知られている。パブリック・エネミー「Night of the Living Baseheads」、ヤング・MC「Bust a Move」、LL・クール・J「Jingling Baby」、ハウス・オブ・ペイン「All My Love」などで使われている。
コフィーは2004年に回想録『Guitars, Bars, and Motown Superstars』を出版し、2002年のドキュメンタリー『永遠のモータウン』にも登場した。