The Pharaohs

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The Pharaohs

The Pharaohsとは

The Pharaohsは、1960年代のシカゴで生まれたソウル/ジャズ/ファンク・グループだ。ジャズ・アヴァンギャルド、ファンク、アフリカ由来のモチーフを混ぜた音楽性で知られている。活動の出発点は、Crane Junior Collegeの学生バンド「The Jazzmen」にある。

初期メンバーには、トロンボーンのLouis Satterfield、トランペットのCharles Handy、アルトサックスのDon Myrickがいた。そこにFred Humphrey(ピアノ)、Ernest McCarthy(ベース)、Maurice White(ドラム)が加わり、のちにシカゴのサウスサイドにあったAffro-Arts Theater周辺の活動を通じて、Artistic Heritage Ensembleと合流してThe Pharaohsになった。

シカゴの現場から生まれたグループ

このバンドの背景には、シカゴの黒人コミュニティの音楽活動がある。Affro-Arts Theaterはコンサートだけでなく、音楽やダンスのクラスも行う地域の学びの場で、サン・ラのアーケストラやAACMで活動したコルネット奏者フィル・コーランが1967年に開いた。アーティスティック・ヘリテージ・アンサンブルは、1960年代末にコーランとLPを1枚録音している。ここでジャズメンとアーティスティック・ヘリテージ・アンサンブルが結びついたことが、The Pharaohsの形成につながっている。

また、Satterfield、White、Handyはチェス・レコードのスタジオ・ミュージシャンでもあった。SatterfieldはFontella Bassの「Rescue Me」でも演奏している。

『The Awakening』と『In the Basement』

1971年、The Pharaohsはデビュー作『The Awakening』を発表した。シカゴのRCAスタジオで録音され、地元のScarab Recordsから出ている。この作品では、Handy、Myrick、Satterfieldに加えて、Big Willie Woods、Oye Bisi、Shango Njoko Adefumi、Yehudah Ben Israel、Alious Watkins、Derf Reklaw-Raheem、Aaron Doddらが参加した大所帯で、メンバーは「ファラオ」を冠した名前でクレジットされた。

収録曲にはオリジナル曲に加えて、Smokey Robinsonの「Tracks of My Tears」のカバーもある。AllMusicのStewart Masonはこのアルバムを「間違いなく70年代初めの最も優れたファンク・アルバムのひとつ」と評し、初期のファンカデリックになぞらえた。この時期、黒人向けヘアケア製品アフロシーンのCMの多くにThe Pharaohsの音楽が使われている。

『In the Basement』は1972年のライヴ録音で、長く未発表のままだった。1996年の『The Awakening』の再発作業の中で、Ubiquity Recordsの創設者Michael McFadinがSatterfieldとともにテープを見つけ、未発表音源集として世に出した。

Earth, Wind & Fireとのつながり

Maurice Whiteは早い段階でThe Pharaohsを離れ、その後Ramsey Lewis Trioで活動し、さらにEarth, Wind & Fireを結成した。SatterfieldもWhiteのデモに参加し、やがてWhiteは電話でMyrickとSatterfieldをカリフォルニアへ呼び寄せ、2人はEarth, Wind & Fireのホーン・セクション、Phenix Hornsの中心になった。

Phenix Hornsは、ロック・バンドのシカゴのハーモニー重視のホーンとは違う、スタッカートでリズミカルな吹き方で「September」などのヒットを支え、1981年にはフィル・コリンズの『Face Value』や、ジェネシスの「No Reply at All」にも参加した。Myrickは1993年に、Satterfieldは2004年に亡くなっている。

再発見とその後

『The Awakening』は長く入手しづらいカルト盤として扱われていたが、1996年にLuv N’ Haightが再発した。

また、1979年には一部メンバーがSky名義でもアルバムを出している。

メンバー

  • Derf Reklaw
  • Don Myrick
  • Louis Satterfield
  • Aaron Dodd
  • Charles Handy
  • Warren Bingham
  • Willie Woods

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Jazz Modal Soul-Jazz Spiritual Jazz
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