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Henry Franklin(ヘンリー・フランクリン)は、1940年10月1日にカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれた、アメリカのジャズ・ダブルベース/エレクトリックベース奏者だ。愛称は「The Skipper」で、父はトランペット奏者のSammy Franklin。ジャンルはJazz、Funk / Soulにまたがり、スタイルとしてはFunk、Jazz-Funkで知られている。
フランクリンは1960年代後半、南アフリカ出身のトランペット奏者Hugh Masekelaのグループに参加した。ここで1967年のMonterey Pop Festivalでの演奏に関わり、さらに1968年のヒット曲「Grazing in the Grass」でもベースを担当している。この曲は全米ビルボードのポップ・チャートで1位を記録した。
1970年代初頭には、Gene Russellらが立ち上げた西海岸のインディペンデント・ジャズ・レーベル、Black Jazz Recordsで中心的な役割を果たした。レーベルの看板プレイヤーのひとりであり、リズム隊の要としても重要な存在だった。
1972年にはリーダー作『The Skipper』、1974年には『The Skipper at Home』を発表している。これらの作品にはOscar BrashearやCharles Owensらが参加していて、モーダル・ジャズ、スピリチュアル・ジャズ、ジャズ・ファンクが交差する内容として知られている。
フランクリンのベースは、グルーヴの前に出すぎず、曲全体の流れを支えるタイプだ。ジャズの編成の中でも低音のラインがはっきりしていて、ファンク寄りのリズム感もある。Black Jazz Records期の作品では、こうしたベースの動きが曲の推進力になっている。
また、彼のニックネーム「Skipper」は、共演者のBill Hendersonがフランクリンの息子のために書いた楽曲タイトルに由来している。この名前はアルバム・タイトルにも使われていて、本人の代表的な呼び名として定着している。
フランクリンは、フレディ・ハバード、ファラオ・サンダース、ドン・チェリー、アーチー・シェップ、ハンプトン・ホーズなど、多くのジャズ・ミュージシャンと共演している。ジャズの文脈の中で幅広く活動してきた。
さらに、スティーヴィー・ワンダーの1979年作『Journey Through the Secret Life of Plants』にも参加している。ジャズの現場だけでなく、ソウルやクロスオーバー寄りの作品にも関わっている。
フランクリンのグルーヴィーで深みのあるベース・ラインは、ヒップホップ世代にも参照されている。たとえば、A Tribe Called Questが「Soft Spirit」をサンプリングしている。こうした使われ方を見ると、彼の演奏がレア・グルーヴやサンプリングの素材としても高く評価されている。