El Alamo

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El Alamo

El Alamoとは

El Alamo(エル・アラモ)は、ペルーの首都リマで1970年に結成されたサイケデリック・ロック/ラテン・ロック/プログレッシブ・ロック・バンド。Traffic SoundやLaghonia、Paxらとともに、1970年代初頭のペルー・サイケデリック・ロック黄金期を駆け抜けた伝説的グループである。1972年までのわずか2年余りの活動期間ながら、南米ロック史に輝く傑作を残した。

結成とメンバー

バンドはリマのマグダレナ地区で結成された。中心となった4人のメンバーに、セッション参加のオルガン奏者とパーカッショニストが加わり、重厚なアンサンブルを構築した。

  • Luis Iturry(ルイス・イトゥリー): ボーカル、リズムギター
  • Tino Pow Sang(ティノ・ポウ・サン): リードギター
  • Arturo Montenegro(アルトゥーロ・モンテネグロ): ベース
  • Ricardo Allison(リカルド・アリソン): ドラム
  • Jaime Salinas(ハイメ・サリナス): オルガン
  • Aníbal López(アニバル・ロペス): コンガ、パーカッション

唯一のアルバム『Malos Pensamientos』

1971年12月、ペルーのインディー・レーベルDecibel(デシベル)から唯一のフルアルバム『Malos Pensamientos』をリリースした。リマの名門El Virreyスタジオにて、わずか1日のセッションで全曲が一発録音された。国際的な展開を見据えて全編英語詞で歌われ、ジミ・ヘンドリックス直系のファズ・ギターとアフロ・ラテン・パーカッション、そしてブルース・ロックの骨太なリフが渦巻く「Candy」「Pusher Man」「Borgoña」などの名演が刻まれている。

音楽的な特徴

ガレージ・パンク直系の荒々しいエネルギーとファズ・ギターの咆哮に、コンガやティンバレスによる土着的なラテン・パーカッションが融合した独特のサウンドが特徴。1日の一発録音ならではの剥き出しのテンションとグルーヴが全編に溢れており、サンタナに通じるラテン・ロックの熱気とプログレッシブ/サイケデリックな展開が見事な調和を見せている。

軍事政権下の弾圧と後年の再評価

当時のペルーはフアン・ベラスコ・アルバラード将軍による左派軍事政権下にあり、英語で歌われるロックやカウンターカルチャーは厳しい規制と弾圧の対象となった。コンサート会場の閉鎖やメディア規制のあおりを受け、バンドは1972年に惜しまれつつ解散を余儀なくされた。

しかし、残されたオリジナルLP『Malos Pensamientos』(Decibel LPD-1143)は、南米サイケデリック・ロックの至宝として世界中のディガーの間で天井知らずの高額で取引されるメガレア盤となった。近年ではヨーロッパでの正規復刻を通じて世界的な再評価を獲得し、1970年代初頭のラテン・アメリカン・サイケデリック・ロックの頂点のひとつとして語り継がれている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Latin Rock Funk Psychedelic Rock
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