Judy Dyble

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Judy Dyble

Judy Dyble(ジュディ・ダイブル)とは

Judy Dyble(1949年2月13日 - 2020年7月12日)は、ロンドン出身の英国のフォーク・ロック/プログレッシブ・ロック系シンガー、ソングライターだ。フェアポート・コンヴェンションの創設メンバーで、初代の女性リード・シンガーとして知られている。1960年代後半から1970年代初頭にかけて、英国フォーク・ロックやプログレッシブ・ロックの黎明期において重要な役割を果たした。

フェアポート・コンヴェンションでの出発

1967年、リチャード・トンプソン、アシュリー・ハッチングス、サイモン・ニコルらとフェアポート・コンヴェンションを結成し、1968年に1stアルバム『Fairport Convention』を録音した。ここで聴けるのは、初期のフェアポートらしいアメリカ西海岸風フォーク・ロックの爽快なサウンドと、Dybleの澄んだ透明感あふれる歌声である。

1968年5月にバンドを離れ、後任にはサンディ・デニーが加入した。フェアポートの初期の歴史を語るうえで、Dybleの存在は欠かせない原点となっている。

Giles, Giles and Fripp、そしてTrader Horneへ

フェアポート脱退後は、キング・クリムゾンの前身として知られるGiles, Giles and Fripp(ロバート・フリップ、マイケル&ピーター・ジャイルズ、イアン・マクドナルド)のセッションに参加した。ここで彼女は、後にキング・クリムゾンの名盤『宮殿』に収録される名曲「I Talk to the Wind(風に語りて)」の最初期のデモ音源でリード・ボーカルを吹き込んでいる。

その後、元Themのキーボード奏者ジャッキー・マコーリーとデュオ「Trader Horne(トレーダー・ホーン)」を結成し、1970年に唯一のアルバム『Morning Way』を発表した。オートハープやリコーダーを取り入れたアコースティックなアンサンブルと幻想的なメロディは、現在もアシッド・フォークやトラッド・フォークの最高峰の1枚としてカルト的人気を誇っている。

活動再開と後年の作品

1970年代前半に音楽業界を離れて家庭に入ったが、1990年代末にフェアポート・コンヴェンションの主催するクロップレディ・フェスティバルへの出演を機に活動を再開した。2000年代以降はソロ活動を活発に行い、ロバート・フリップやイアン・マクドナルドら旧知の仲間とも共演を果たした。

ソロ作『Talking with Strangers』(2009年)や、ビッグ・ビッグ・トレインのフロントマンであるデイヴィッド・ロングドンとの共作アルバム『Between a Breath and a Breath』(2020年)など、円熟味を増した美しい歌声を晩年まで届け続けた。

音楽的な特徴

Judy Dybleの歌声は、英国の田園風景を連想させる清廉なアルト・ボイスと、自然体のビブラートが特徴だ。トラディショナル・フォークの素朴な美しさと、プログレッシブ・ロックやサイケデリック・ロックの幻想的な実験性が絶妙に溶け合っている。

  • 英国トラッド特有の澄んだアルト・ボーカル
  • オートハープやリコーダーなどを交えたアコースティック編成
  • フォークとプログレッシブ・ロックの架け橋となる選曲とアレンジ

代表作

  • 『Fairport Convention』 / Fairport Convention(1968年)
  • 『Morning Way』 / Trader Horne(1970年)
  • 『Talking with Strangers』 / Judy Dyble(2009年)
  • 『Between a Breath and a Breath』 / Judy Dyble & David Longdon(2020年)

ジャンル・スタイル

Folk, World, & Country Rock Folk Folk Rock Prog Rock
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