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Kaipaはスウェーデンのシンフォニック・プログレッシブ・ロック・バンド。1973年に、キーボードのHans Lundin、ベースのTomas Eriksson、Thomas Sjöbergによって「Ura Kaipa」として結成された。のちにバンド名は「Kaipa」に短縮され、1970年代のスウェーデン・プログレを代表する存在として知られるようになった。
結成当初のKaipaは、Lundin、Eriksson、Sjöbergを中心に始まり、1974年には病気で離れたSjöbergに代わってドラマーのIngemar Bergmanが加入した。同じ頃、10代のギタリストだったRoine Stoltも参加している。LundinとStoltが作曲の中心になり、GenesisやYesの影響を受けたサウンドを、スウェーデン語の歌詞で展開した。
Deccaから発表したデビュー作『Kaipa』、続く『Inget Nytt Under Solen』(1976年)、『Solo』(1978年)の初期3作は、海外のプログレ・ファンのあいだでもカルト的に評価されている。1979年にStoltが脱退したあと、バンドはシンセ・ロック寄りの方向へ動き、『Händer』(1980年)、『Nattdjurstid』(1982年)を発表した。1982年12月のストックホルム公演を最後に、一度解散している。
2000年、LundinがKaipaを再始動させ、Roine Stoltも参加した。再結成後は『Notes From the Past』(2002年)、『Keyholder』(2003年)、『Mindrevolutions』(2005年)を制作している。ただし音楽的な方向性の違いから、Stoltは2005年に再び離脱した。その後はギタリストのPer Nilssonが加入し、以降も活動を継続している。
再結成後のラインナップには、ベースのJonas Reingold、ドラムのMorgan Ågren、ボーカルのPatrik Lundström、Aleena Gibsonらが名を連ねる。現在までに『Angling Feelings』(2007年)、『In the Wake of Evolution』(2010年)、『Vittjar』(2012年)、『Sattyg』(2014年)、『Children of the Sounds』(2017年)、『Urskog』(2022年)、『Sommargryningsljus』(2024年)と、アルバムを継続して発表している。
Kaipaの初期作は、GenesisやYesに通じる構成感を持ちながら、スウェーデン語の歌詞で進められている点が特徴として挙げられる。LundinとStoltが中心になって作曲し、キーボードとギターを軸にした組み立てが目立つ。初期の3作は、長年にわたってプログレ・ファンの間で参照され続けている。
再結成後の作品では、初期のシンフォニック・プログレの要素を保ちながら、より現代的な編成で制作が続いている。メンバーにはThe Flower Kings周辺のミュージシャンも多く、スウェーデンのプログレ・シーンとのつながりも見えやすい。
2014年からは、Stolt、Eriksson、Bergmanのオリジナル・メンバー3人に、Stoltの弟Michael Stoltらを加えた「Kaipa da Capo」も始動した。こちらは1970年代のレパートリーを演奏する活動で、2016年にはアルバム『Dårskapens monotoni』を発表している。Kaipa本体とは別に、初期楽曲を現在の編成で聴ける場として機能している。