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Lost And Found(ロスト・アンド・ファウンド、またはThe Lost & Found)は、1960年代半ばにアメリカ・テキサス州ヒューストンで活動したガレージ/サイケデリック・ロック・バンド。13th Floor ElevatorsやThe Red Krayolaらを輩出した地元ヒューストンの伝説的インディ・レーベル、インターナショナル・アーティスツ(International Artists / IA)の初期を支えたグループとして知られる。
1965年、高校の同級生であったピーター・“ピート”・ブラック(ボーカル、リズムギター)、ジミー・フロスト(リードギター)、ジェームズ・ハレル(ベース)、スティーヴ・ウェブ(ドラムス)の4人により「The Misfits」として結成。やがてロスト・アンド・ファウンドへと改名した。
当時のヒューストンでは、13th Floor Elevatorsのセンセーショナルな登場によってサイケデリック・ロック・ムーヴメントが熱狂を生み出していた。彼らもその渦中でライブ活動を重ね、IAレーベルとの契約を獲得した。
1967年後半から1968年初頭にかけて、IAレーベルのカタログ第3弾(IA-LP-3)として唯一のフル・アルバム『Everybody's Here』を発表。レーベルメイトである13th Floor Elevatorsのロッキー・エリクソンらが共作した先行シングル「Forever, Perserving Unsurpassable」をはじめ、エレベーターズの名曲カバー「Don't Fall Down」、バディ・ホリーの「Love's Made a Fool of You」の再解釈などを収録している。
彼らのサウンドは、ジャングリーな12弦ギターとファズの歪み、親しみやすいビート・ポップのメロディ、そしてテキサス特有のアシッドな浮遊感が絶妙に溶け合ったもの。ローカルなガレージ・ロックの熱気とサイケデリアの黎明期が生々しく記録されている。
アルバム発表後まもなくバンドは解散。中心人物のピート・ブラックとジェームズ・ハレルは、後にサイケ・ロック・グループのエンドル・セント・クラウド(Endle St. Cloud)を結成した。
ロスト・アンド・ファウンドが残した『Everybody's Here』は、テキサス・サイケデリック・ロックの黄金期を物語る貴重な記録であり、現在も世界中の60sガレージ/サイケデリック・ロック愛好家から熱烈に支持されるカルト・クラシックとなっている。