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Midnight Starは、1976年にケンタッキー州フランクフォートのケンタッキー州立大学で結成されたファンク・バンドだ。中心になったのは、トランペットのレジー・キャロウェイ、トロンボーンのヴィンセント・キャロウェイの兄弟と、ボーカルのベリンダ・リプスコムで、演奏、作曲、制作まで自分たちで手がける体制で活動していた。
大学での結成後、1978年にニューヨークで行ったショーケースをきっかけに、SOLAR Recordsの創設者ディック・グリフィーと契約した。ここから本格的なレコーディング活動に入り、80年代のブラック・ミュージック・シーンで存在感を強めていく。
Midnight Starの特徴は、R&Bとファンクを土台にしたエレクトロ・ファンクのサウンドにある。ボコーダー・ボーカルを取り入れた楽曲が多く、ディスコやエレクトロの要素もはっきり出ている。バンド名の通り、ダンスフロア向けのビートと、シンセサイザーを前面に出した作りが印象に残る。
大きな転機になったのは1983年のアルバム『No Parking on the Dance Floor』だ。この作品は、R&Bとファンクにボコーダー・ボーカルを組み合わせたエレクトロ・ファンク路線でまとまっていて、Billboardのブラック・アルバム・チャートで2位を記録し、ダブル・プラチナにも認定された。
収録曲では「Freak-A-Zoid」がブラック・シングル・チャートで2位を記録し、「Operator」はR&Bチャートで1位、ポップ・チャートでも18位を記録した。Midnight Starにとって「Operator」は、全米トップ40入りした唯一のヒットでもある。
1986年には、キャロウェイ兄弟が他メンバーとの「和解しがたい相違」を理由に脱退し、デュオ「キャロウェイ」を結成した。その後、1990年のシングル「I Wanna Be Rich」がヒットしている。
Midnight Starのメンバーは、バンド以外の仕事でも活動していて、ルヴァートのプロデュースを手がけたほか、トニ・ブラクストンやクライマックスの楽曲制作にも関わっている。
Midnight Starは、大学での結成から始まり、セルフコンテインドな体制で作品を作り、80年代にはエレクトロ・ファンクの代表的な存在として広く知られるようになったバンドだ。『No Parking on the Dance Floor』を軸に、当時のR&Bやダンス・ミュージックの流れの中で重要な位置を占めていた。