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Miki Matsubara(松原みき)は、1959年11月28日生まれ、2004年10月7日に亡くなった日本のシンガー、作詞家、作曲家。大阪府岸和田市で生まれ、堺市で育った。ポップス、ファンク/ソウルを軸に、ディスコ、歌謡曲、シティ・ポップの文脈で語られることが多い。
母親はクレージーキャッツとも共演したジャズ歌手で、松原みきは3歳でピアノを習い始めた。幼いころからジャズに親しみ、中学ではロック・バンド「愚麗」、高校では「吉野家バンド」でキーボードを担当している。こうした経歴から、早い段階で鍵盤と歌の両方に関わっていたことがわかる。
1979年11月5日、シングル「真夜中のドア〜Stay With Me」でデビューした。作詞は三浦徳子、作曲・編曲は林哲司。米国のAORを意識したサウンドを持つ都会的な曲として紹介されている。
当時19歳だった松原みきは、この曲で複数の新人賞を受賞した。翌1980年1月には1stアルバム『POCKET PARK』を発表し、オリコン最高13位を記録している。以後、1991年までシングルとアルバムを継続的にリリースした。
松原みきの作品は、ポップスを土台にしながら、ファンク/ソウル、ディスコ、歌謡曲、シティ・ポップの要素が重なっている。デビュー曲「真夜中のドア〜Stay With Me」では、AOR寄りのアレンジと日本語詞のポップスとしての聴きやすさが同居している。
ジャズの影響を受けた育ち方、バンド活動でのキーボード経験、そして歌手としてのデビュー以降の活動が、そのまま曲の幅につながっている。シティ・ポップの再評価が進む中で、彼女の作品はその一例としてよく取り上げられている。
松原みきは、アニメ音楽にも関わっている。「スージー・松原」名義で、アニメ『Gu-Guガンモ』の主題歌を歌っている。1990年代以降は作曲家としての活動に重心を移し、アニメ関連の楽曲も手がけた。
たとえば、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のオープニング曲「THE WINNER」や、國府田マリ子の「雨のちスペシャル」を作曲している。『おジャ魔女どれみ』シリーズなど、アニメ関連の楽曲でも名前が見られる。
私生活では、バック・バンドのドラマーだった本城真樹と結婚した。プロフィール情報では、ジャズドラマーと結婚したとされている。
2001年にがんを告知され、2004年10月7日、子宮頸がんのため44歳で亡くなった。1991年まで続いた歌手活動のあとも、作曲家として作品を残している。
2020年、インドネシアのシンガー、Rainychが「真夜中のドア〜Stay With Me」のカバー動画を公開したことをきっかけに、この曲は世界的なリバイバル・ヒットになった。Spotifyのグローバル・バイラル・チャートで18日連続1位を獲得し、累計再生回数は5億回を超えている。
この再評価によって、松原みきはシティ・ポップ再評価を象徴する存在として国内外で改めて注目された。2021年以降はアナログ盤の復刻も相次いでいる。