Gloria Gaynor

Vinyl Record Reviews

Gloria Gaynor

Gloria Gaynorとは

Gloria Gaynorは、1943年9月7日生まれ、アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク出身のシンガーだ。ジャンルはFunk / Soulに分類され、スタイルとしてはSoul、Discoが中心になる。2005年にはDance Music Hall of Fame入りを果たしている。

キャリアの始まり

1960年代、GaynorはThe Soul Satisfiersのメンバーとして活動していた。1973年にはコロムビア・レコードと契約し、その後のソロ活動につながっていく。ここから1970年代のディスコ・シーンで存在感を強めていった。

『Never Can Say Goodbye』で注目を集める

ブレイクのきっかけになったのは、1975年のデビュー・アルバム『Never Can Say Goodbye』だ。この作品では、A面に収録された「Honey Bee」「Never Can Say Goodbye」「Reach Out, I'll Be There」の3曲を、トム・モールトンが約19分のノンストップ組曲としてつないでいる。モールトンにとって、リミックスとつなぎを手がけた初めてのアルバムでもあり、この連続ミックスがクラブで広く受け入れられたことで、Gaynorは「ディスコの女王」と呼ばれるようになった。

代表曲「I Will Survive」

Gloria Gaynorを語るうえで外せないのが、1978年の「I Will Survive」だ。フレディ・ペレンとディノ・フェカリスによって書かれたこの曲は、当初「Substitute」のB面として発売された。ただ、Gaynor自身はこの曲をA面にするよう求めていたという。夫がスタジオ54のDJ、Richie Kaczorに曲を持ち込んだところ気に入られ、DJやラジオ局がB面のほうをかける流れになった。結果として、この曲はBillboard Hot 100で通算3週1位を記録し、世界で1500万枚以上を売り上げ、グラミー賞の最優秀ディスコ・レコーディング賞も受賞した。2016年にはアメリカ議会図書館の国家録音登録簿にも登録されている。

その後の活動と音楽の変化

1982年にキリスト教に入信してからは、GaynorはR&Bやゴスペルへ活動の軸を移している。1990年代のディスコ・リバイバルでは、あらためて注目を集めた。2020年にはゴスペル・アルバム『Testimony』で2度目のグラミー賞を受賞している。

影響と現在までの評価

Gloria Gaynorは、ディスコ期の代表的な歌手として知られる一方で、ソウル、R&B、ゴスペルまで活動の幅を広げてきた。『Never Can Say Goodbye』のクラブでの受け止められ方や、「I Will Survive」の長期的な浸透を見ると、彼女の楽曲がダンス・ミュージックの現場で長く扱われてきたことがわかる。2005年のダンス・ミュージックの殿堂入り、2025年のケネディ・センター名誉賞受賞も、その活動の積み重ねを示している。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Disco Soul
Share

こちらもおすすめ

toast