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Pagesとは

Pages(ペイジズ)は、1970年代末から1980年代初頭にかけて米ロサンゼルスで活動したウェストコースト/AOR/フュージョン・グループである。アリゾナ州フェニックスの高校時代からの盟友であったリチャード・ペイジ(Richard Page、リード・ボーカル/ベース)とスティーヴ・ジョージ(Steve George、キーボード/ボーカル)の2人を中心に結成。西海岸屈指の超一流セッション・ミュージシャンたちをバックに配し、洗練された都会的コード進行、美しいボーカル・ハーモニー、緊密なフュージョン・アンサンブルを極限まで追求したAORの至宝として知られる。

3枚の名作アルバム

Pagesが残した3枚のスタジオ・アルバムは、いずれもウェストコースト/AOR史上に残る名盤として神格化されている。

  • 『Pages』(1978年、Epic)
    ブラッド・スウェット&ティアーズのドラマー/プロデューサーであるボビー・コロンビーがプロデュースを担当。「Clearly Kim」や「Listen for the Love」など、スティーリー・ダンに通じるジャジーで洗練されたコード感覚とソフト・ロックが融合した秀作である。
  • 『Future Street』(1979年、Epic)
    前作に続きコロンビーがプロデュース。美しいメロウ・バラード「I Do Believe in You」(のちにアメリカやフランク・スタローンがカバー)や、ケニー・ロギンスとの共作曲「Who's Right, Who's Wrong」(ロギンス版ではマイケル・ジャクソンがバック・コーラスで参加)など、メロディの完成度をさらに高めた傑作である。
  • 『Pages』(1981年、Capitol)
    AOR/ウェストコースト・サウンドの最高峰プロデューサーであるジェイ・グレイドン(Jay Graydon)を迎えて制作された金字塔。ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、トム・スコット、アル・ジャロウ、パウリーニョ・ダ・コスタら豪華絢爛なセッション勢が集結。「You Need a Hero」「Tell Me」「Fearless」「O.C.O.E.」など、グレイドン特有のクリスピーなギター・ワークと精緻を極めたアンサンブル、ペイジの突き抜けるハイトーン・ボーカルが奇跡的な調和を遂げたヨット・ロックの最高峰である。

Mr. Misterの結成と後世への影響

Pages時代の作品は、評論家や業界関係者から極めて高い称賛を受けながらも、当時は大きな商業的ブレイクには恵まれなかった。しかしリチャード・ペイジとスティーヴ・ジョージの卓越したソングライティングと歌唱力は引く手あまたとなり、クインシー・ジョーンズやドナ・サマー、ケニー・ロギンスらのセッションに重用された。

1982年のバンド解散後、二人はパット・マステロットやスティーヴ・ファリスを迎えてポップ・ロック・バンド「ミスター・ミスター(Mr. Mister)」を結成。「Broken Wings」「Kyrie」で全米1位を連発し、グラミー賞ノミネートを果たす世界的メガヒットを記録した。Pagesが残した3枚のアルバムは、単なるMr. Misterの前史にとどまらず、1970〜80年代転換期のロサンゼルス・スタジオ・シーンの職人技が凝縮された不朽のクラシックとして、現在も世界中のAORファンから熱烈なリスペクトを集め続けている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Pop Rock AOR Funk Fusion Jazz-Rock Soft Rock
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