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Chicago Gangsters(シカゴ・ギャングスターズ)は、1970年代半ばから1980年代にかけて活動したアメリカのファンク/ソウル・グループだ。名前に「シカゴ」を冠しているが、実際の出身はオハイオ州アクロンである。中心メンバーはマッカンツ4兄弟(James, Sam, Chris, LeRoy McCants)で、女性シンガーのSharon Jonesも名を連ねた。
オハイオ州アクロンにて1960年代末に結成されたヴォーカル・グループ「The Harmonics」が母体となった。その後、シカゴの名アレンジャー/ベーシストであるRichard Evansら現地の腕利きミュージシャンと組み、大都市シカゴの洗練されたホーンやストリングスを取り入れ、グループ名をChicago Gangstersへ改めた。地元オハイオの骨太なファンク感覚と、シカゴ・ソウル直系の流麗なアンサンブルが融合したサウンドが特徴だ。
1975年、Gold Plate Recordsから1stアルバム『Blind Over You』(再発盤では『Gangster Boogie』とも題される)をリリースした。
中でも表題曲「Gangster Boogie」は、強烈なドラム・ブレイク、うねるベースライン、炸裂するホーンが一体となった歴史的ファンク・アンセムだ。伝説のブレイクビーツ集『Ultimate Breaks & Beats』に収録されたことで、LL Cool Jの「Mama Said Knock You Out」をはじめ、Cypress Hill、Beastie Boys、Ice Cubeなど、東西を問わずヒップホップ黄金期の定番サンプリング・ソースとして永遠の命を得た。
アルバムには他にも、甘美なスウィート・ソウル「Blind Over You」や、後にメロウ・グルーヴとして再評価された「I Choose You」などが収録されている。
1976年には2ndアルバム『Life Is Not a Problem』を発表。「Feel Like Makin' Love」や「My Ship」など、ファンクのみならずノーザン・ソウルやモダン・ソウルの観点からも高い完成度を誇る名曲を残した。
1980年代にはグループ名を「The Gangsters」と短縮し、1983年にHeat Recordsからエレクトロ・ブギー・ファンクの名作「Strung Out」をリリースしている。
オハイオ特有の重厚なファンク・ビートと、シカゴ・ソウル譲りのエレガントなオーケストレーション、そして兄弟ならではの緊密なコーラスワークが彼らの真骨頂だ。ディープ・ファンクとスウィート・ソウルの両面において、現在も世界中のソウル/レア・グルーヴ/ヒップホップ愛好家から高い支持を集めている。